ニフティ(品川区)は9月7日、アップルストア銀座店(中央区銀座3、TEL 03-5159-8200)で「PODCASTING AWARD 2006」の表彰式を行った。
同コンテストは、ニフティが運営するポッドキャスティング専用サイト「Podcasting Juice」上の特設サイトに寄せられた362番組の中から、タレントの眞鍋かをりさん、ジャーナリスト鳥越俊太郎さん、映像作家の中野裕之さん、ケータイ小説家の内藤みかさんらが選んだ個人制作・配信の番組に賞を贈るもの。
受賞作品は以下の通り。音声の優れた作品「ポッドキャスティング優秀賞」=DJのモーリー・ロバートソンさんと女優の河野麻子さんが文化・社会・芸能・政治などを取り上げる音声番組「i-morley」、映像の優れた作品「ビデオポッドキャスティング優秀賞」=北村卓也さんらが手掛けた「かなりユルめ」のドキュメント・エンターテイメント「HOUSEFRIGGER」、番組の作り込みが優れた番組、または芸術性の高い番組「クリエイティブ賞」=石坂渉さんがインディーズ、アマチュアで活躍しているミュージシャンの楽曲などを紹介する音声番組「Pod jam」、「審査員特別賞」=雪山俊隆さんが手掛ける、浄土真宗本願寺派の僧侶の説法を提供する音声番組「ポッドキャスト説法」、番組出演者の個性が光る番組「パーソナリティキャラクター賞」=高橋美香さんの、日々感じたことや思ったこと、日本の古き良きものをピックアップ、ポッドセーフ曲から1曲という3部構成の音声番組「☆★☆ORANGE BOX☆★☆」、ポッドキャスティングの特性を生かしたユニークなアイデアの番組「アイデア賞」=浅川政幸さんが「こんな日本語の例文を英語にする必要があるのか?」という文を翻訳サイトと合成音声を駆使し英語に翻訳したものを配信する音声番組「役に立たない英会話」、最も優れた番組「最優秀賞」=中央大学多摩探検隊製作チームが、東京のテレビ局が取り扱わない多摩地域の話題、人物、物語を掘り起こし感動を伝えるという「多摩探検隊」の7番組。最優秀作は同サイト内で一定期間紹介される。
最優秀賞を受賞した多摩探検隊のメンバーは「今年の5月から始めた番組で、毎月『FLPジャーナリズムプログラム松野良一』のゼミ生が制作している。これからも頑張って作っていきたい」と受賞の喜びを表し、ニフティ古河建純社長は、「来年も企画を新たにしてコンテストを行いたい」と話していた。