銀座熊本館(中央区銀座5、TEL 03-3572-5022)で2月5日より、熊本の若手農業後継者が手がける生産物「唯一無二・プレミアム商品」の販売が始まる。
同県農業法人協会維新会は農業法人の新しい担い手となる継承予定者が集まり、経営の発展を目的に活動を行う団体。今回、販売する生産物は1年間の企画期間を設けて一から作り上げた「高付加価値商品」で、1商品1万円という価格設定で「最高の品質と日本に二つとない」7品を初紹介する。
商品は鶏卵の殻や有機物を肥料にし樹上で黄色に完熟するまで熟成させた国産バナナ(10本)、希少品種「金峰」を金峰山のふもとで大きく甘く育て上げ、最適な温度・湿度を保持する洞窟で熟成した高糖度大玉ミカン(2個)、希少品種「紅あやね」の中から選抜し更に1株に1つしか結実させないことで、大粒で甘く育て上げたイチゴ(4粒、以上1万円)など。
期間中、後継者たちが来店し説明しながら販売するという。同店の原田さんは「一見無謀にも思えるが、かなり手をかけて作った商品。これらの若手農業後継者の取り組み、チャレンジを見ていただければ」と話す。
利用客は熊本県出身者やゆかりのある人が全体の4分の1を占めるという同店。1月22日には同じ並びに物産館「銀座めざマルシェ」(銀座5)がオープンし、併せて同店利用客も増えているという。原田さんは「めざマルシェで取り扱う熊本県の物産が6~7点であることや立地的な要因も起因しているのでは」と分析する。
営業時間は11時~20時。2月7日まで。