三重のお茶農家、交通会館にアンテナショップ-県の特産品も販売

東京交通会館地下1階にオープンしたアンテナショップ「農直茶店なかもり・MIEプラザ」。自社商品の伊勢茶(わたらい茶)のほか三重県の特産品を取りそろえる

東京交通会館地下1階にオープンしたアンテナショップ「農直茶店なかもり・MIEプラザ」。自社商品の伊勢茶(わたらい茶)のほか三重県の特産品を取りそろえる

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 三重県のお茶農家「中森製茶」(三重県度会郡)は9月1日、東京交通会館(千代田区有楽町2)地下1階にアンテナショップ「農直茶店なかもり・MIEプラザ」をオープンした。

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 昨年9月より全国各地の都市部で始まった「マルシェ・ジャポン」への出店がきっかけとなり、銀座農園が運営する「銀座の田んぼ」(中央区銀座1)や「交通会館マルシェ」など都内で自社商品の伊勢茶(わたらい茶)を販売するようになった同社。お茶の売れ行きが良かったことや都内に三重県のアンテナショップが存在しないことから県内の農家仲間などの協力を得、県特産品を販売する同店のオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は1.5坪。自社で製造販売する煎茶(200グラム=525円~70グラム=1,000円)や、ほうじ茶(100グラム=300円)、玄米茶(150グラム=300円)のほか、伊勢の新米や栗、アオナノリ、伊勢うどん、焼きまんじゅう「ぱんじゅう」など品ぞろえを強化した。「価格は安いと思う。農家が直接消費者へ販売することで生の声が聞ける。農家の思いをのせて商品を販売する」と取締役の中森大(まさる)さん。

 お茶の繁忙期は収穫時期の5月で、冬場は農閑期。中森さんは「昨年12月から今年3月まで毎週東京に来てお茶を売っていた」といい、「最初は全くれなかったが自分が作ったものを『売る』というより『飲んでもらいたい』と思うようになると売り上げが自然と伸びた。『おいしい』という言葉が畑での何よりもの活力となる」と話す。

 営業時間は11時~19時。

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