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銀座に「ロハス」カフェ-ソトコト、中国企業と共同出資で「長寿の里」PR

1階に「巴馬ロハスカフェ」がオープンした銀座ソトコトロハス館。「松坂屋銀座店」裏手に構える

1階に「巴馬ロハスカフェ」がオープンした銀座ソトコトロハス館。「松坂屋銀座店」裏手に構える

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 松坂屋銀座店(中央区銀座6)裏手に1月19日、「ロハスな長寿」をテーマにしたチャイニーズスタイルのダイニング「巴馬(バーマ)ロハスカフェ」(銀座6、TEL 03-6255-6840)がオープンした。生活情報誌「ソトコト」の発行などを手がける木楽舎(築地7)と中国「深せん華昱(ホワユー)集団」が、中国の「長寿の桃源郷」といわれる巴馬リゾートの日本での広告宣伝などを行う新会社を設立し、プロジェクト第1弾として開いたもの。

巴馬カフェオープンに集まった陳南陽さん、小黒一三さんら

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 深せん華昱集団は、中国・深せん市の主要高速道路の建設・管理を主要業務とする中国の民間企業で、1993年設立。中国改革開放期に急成長し、2009年に香港で上場。深せん華昱投資集団を主体に多数のグループ企業と香港の上場企業で構成し、資産は1,500億円以上に上る。

 近年中国では、今後の経済・文化発展の基盤思想として「ロハス」が注目を集めているといい、同社では「長寿の里」として知られる中国広西チワン族自治区巴馬県を拠点にしたリゾート開発に着手。同時に社会主義の新しい農村建設モデルとして同地での近代的な有機農業の実践にも取り組む。

 「ソトコト」を発行する木楽舎とは、地球貢献をテーマにした地域開発・都市再生を推進する「中国ロハス大会」を通じて出合った。同大会のメーンスポンサーを務める同社が、木楽舎に巴馬リゾート計画のアドバイス・コンサルティングを要請。両社の共同出資により、巴馬リゾートの日本における宣伝・広告事業などを展開する新会社「「巴馬三生(バーマ サンセー)東京」(銀座6)を設立した。

 プロジェクト第1弾としてオープンした同店では、巴馬の特産物であるアサ科一年草の一種「火麻(ヒーマ)」を使った中国料理を提供しながら、「現代日本人が高齢化社会をどう幸福に生き抜いていくべきかをプレゼンテーションしていく」という。外観・内装は建築家の隈研吾さんが手がけた。

 オープンに当たり、木楽舎の小黒一三社長は「カフェの料理は、形状は普通の中華料理だが、火麻の油を使った火麻料理としては日本初。行政での日中関係はいい話を聞かないが、こうして民間人同士は仲良くやっているところを見てほしい」と話す。

 営業時間は9時~17時、18時~23時。

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