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有楽町阪急から「阪急メンズトーキョー」へ-今秋「メンズ館」に改装オープン

複合商業施設「有楽町マリオン」。画面左手が有楽町阪急

複合商業施設「有楽町マリオン」。画面左手が有楽町阪急

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 エイチ・ツー・オーリテイリング(大阪市北区)は1月21日、有楽町阪急(千代田区有楽町2、TEL 03-3575-2233)を全面リニューアルし、今年秋に「メンズ館」として再オープンすると発表した。

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 有楽町阪急は1984(昭和59)年の開業以来、レディスファッションを中心とした売り場構成を展開。2007年まで黒字営業を続けてきたが、同年、マルイを核テナントとする商業施設「有楽町イトシア」がオープンしたのを皮切りに、翌年以降は「H&M」(中央区銀座7)、「アバクロ」(銀座6)などのファストファション進出もあり、競合環境が一変した。

 「銀座三越」(銀座4)の増床オープンや「松坂屋銀座店」(銀座6)内への「フォーエバー21」出店など、既存店舗でも若い女性をターゲットにした新規顧客獲得合戦が活発化する中、売り上げの低迷が続く有楽町阪急でも「抜本的なテコ入れ」に乗り出す。

 「メンズ館」化は、有楽町店が店舗面積1万1,000平方メートルと百貨店としては比較的「狭い」ことから、ビジネスマンや国内外からの男性観光客をターゲットに「独自のポジション」を確立する狙いから。同社では、2008年に開業した大阪・梅田の阪急百貨店メンズ館が年間売上250億円規模の人気店舗に成長しており、今回のリニューアルでも同館のノウハウを活用する。

 リニューアル後の店舗名は「阪急MEN'S TOKYO(メンズトーキョー)」。今年7月ごろから一時休業し、今年秋をめどに再オープンを予定。有楽町マリオンでは同時期、旧西武跡に「ルミネ」が新規出店する予定で、創業以来の大型改装で「再生」する「新生・マリオン」に期待が集まる。

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