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勝どき「@btf」で鈴鹿哲生さん展-兄弟で制作、浮世絵モチーフのCG作品も

墨や金箔などの日本の伝統技法とデジタルアートを融合

墨や金箔などの日本の伝統技法とデジタルアートを融合

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 勝どきのイベントスペース「@btf」(中央区勝どき2、TEL 03-5144-0330)で現在、モーショングラフィックス(以下、MG)に浮世絵の手法などを取り入れた鈴鹿哲生さんの個展「Japanology(ジャパノロジー)」が開催されている。

金箔を貼り付けたびょうぶ作品も

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 1973(昭和48)年京都生まれの鈴鹿哲生さんは、2006年に実弟・晃示さんとともにスタジオ「ANNY(アニー)」を結成。「欧米の影響ばかりではなく、かっこいい日本を作ってみたい」(哲生さん)との思いで主に哲生さんが芸術面、晃示さんが技術面を担当し、MG、CG、アート作品などを制作する。

 浮世絵や墨などの日本の伝統技法を取り込んだ独自の作風を紹介する同展は、平面11点、立体1点、動画1点で構成。会場にはびょうぶに描いた高層ビル群に金箔(きんぱく)を貼り付けた立体作品や、浮世絵をテーマに移り変わる女心などを描いた映像作品「Clear Skies In May」など、3年ほど前から兄弟が手がけた意欲的な作品が並ぶ。「Clear Skies In May」はアジアデジタルアート大賞2010受賞作。

 同シリーズについて、哲生さんは「今デジタルアートと古典アートを融合したハイテクノロジーな価値のあるアートシーンを作り上げたい。海外でも展開し、『日本』を世界に発信していきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~19時(火曜は13時~)。月曜・祝日定休。入場無料。5月29日まで。

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