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銀座・資生堂ビルの最上階レストランがリニューアル-1階にデリコーナーも

天井中央部の吹き抜けがアクセントになっている「FARO_slow time」店内

天井中央部の吹き抜けがアクセントになっている「FARO_slow time」店内

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 中央通りの東京銀座資生堂ビル(中央区銀座8)が5月14日にリニューアルし、11階にレストラン「FARO_slow time(ファロ スロータイム)」(TEL 03-3572-3922)がオープンした。

1階デリ「シェフ デ シェフ」

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 1872(明治4)年、資生堂が「資生堂薬局」として最初に拠点を構えた同所。資生堂パーラーは1902(明治35)年、薬局の一角に日本で始めてソーダ水とアイスクリームの製造・販売を行う「ソーダファウンテン」として誕生し、1928(昭和3)年から本格的な西洋料理のレストランを開業。西洋料理の草分けとして親しまれてきた。

 リニューアル部分は1階の一部と最上階11階。来年で創業140周年を迎える資生堂が打ち出す「資生堂-銀座 未来計画」の一環で、同ビルと道を隔てた場所には同日、総合美容施設「SHISEIDO THE GINZA(シセイドウ ザ ギンザ)」もオープンした。

 以前はバーラウンジ「ラウンジ ファロ資生堂」が営業していた11階では、「美しさ」「健康」をテーマにしたレストラン「ファロ スロータイム」が営業。グリーンを基調にした内装の中、仕切りとテーブルにプライウッド(合板)を使い「温かみ」を出した。5メートル半の天井高も特徴で、「開放感」のある印象に仕上げた。店舗面積は約100平方メートルで、席数は53席。

 チーフシェフは1993年に資生堂に入社し、「ロオジエ」「キュイジーヌシセイドー」などでフレンチの経験を積んだ宍倉健太さん。食材は国産を中心に仕入れ、オープンキッチンで調理する。メニューは「旬の国産パプリカのロースト」(750円)、「ワイルドサーモンのグリル サラダ仕立て」(900円)など。20~30代の女性をターゲットに据え、単価はランチ1,200円、ディナー4,000円~5,000円を見込む。

 1階では、展示ブースをデリ「CHEF DES CHEFS(シェフ デ シェフ)」へとリニューアル。同ビル内のレストラン「資生堂パーラー」(4~5階)のミートクロケット(1個315円)や、イタリアン「ファロ資生堂」(10階)のパスタソース、「ファロ スロータイム」のピクルスやキッシュなどをテークアウト販売する。デリの面積は17平方メートル。

 営業時間は、ファロ スロータイム=11時30分~23時、シェフ デ シェフ=11時~21時。ファロ スロータイムは日曜・祝日定休。

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