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銀座・芹川画廊で銭湯背景画絵師の富士山絵展-ライブペインティングも

2009年に開催した丸山清人さんのライブペインティングの様子

2009年に開催した丸山清人さんのライブペインティングの様子

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 銀座1丁目の奥野ビル(旧銀座アパートメント)地下1階のギャラリー「芹川画廊」(中央区銀座1、TEL 03-3535-2007)で7月1日より、銭湯背景画絵師・丸山清人さんの富士山絵展が開催される。

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 丸山さんは1935(昭和10)年高円寺に生まれ、19歳のころから銭湯の背景に描かれる富士山絵を手掛けるように。45歳で丸山工芸社を設立し、銭湯、老人ホーム、健康センター、介護センターなどで風呂場の背景画を描いてきた。最盛期の1970年代には1日に2つの銭湯で描き上げることもあったというが、現在銭湯背景画絵師は兄弟弟子の中島盛夫さんと丸山さんの2人だけになってしまった。

 銀座アパートメント時代には風呂場だった場所を改装した同ギャラリー。ギャラリストの芹川より子さんには「風呂に関する展示がやりたい」との思いがあり、紹介を受けて丸山さんと知り合った。以来、2009年から丸山さんの個展を毎年開催。目玉は期間中に行うライブペインティングで、丸山さんが銭湯背景画とおなじ要領で、大型キャンバスに3時間かけて富士山絵を仕上げる。

 今回のライブペインティングは7月3日に開催。見どころは昨年描いた1畳半サイズの作品を「塗り替える」技だといい、今年は昨年ライブを客席で見ていたCMプロデューサーの関口直人さんが、ライブ中に弾き語りを披露する。開催時間は14時~16時。参加費は1,010円。定員30人で、席は残りわずか。予約は電話で受け付ける。「関口さんは1949年生まれの銭湯育ち。銭湯が好きで、いろいろなお風呂に入った歩いた経験を話してもらえると思う」(芹川さん)

 会場では「自宅のお風呂に飾れる」という60センチ×45センチの富士山絵十数点と、2009年にライブペインティングで手掛けた3畳分の大型作品などを展示する。

 「私の自宅のお風呂にも丸山さんの富士山があり、お風呂に入ると本当に和む。最近は銭湯が減っているが、丸山さんの作品や関口さんの話を通して、改めて銭湯の良さを知ってもらえれば」と芹川さん。

 開催時間は12時~18時(最終日は16時まで)。7月10日まで。

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