![新設されたイートインコーナー「パーラー島風(しまかじ)」](https://images.keizai.biz/ginza_keizai/headline/1314182684_photo.jpg)
沖縄県のアンテナショップ「銀座わしたショップ」(中央区銀座1、TEL 03-3535-6991)は8月19日、リニューアルで新設したイートインコーナーで「沖縄風てんぷら」の販売を始めた。
昨年全国のアンテナショップの売り上げ1位を記録するなど人気ショップとして知られる同店は、1994年にオープン。今回は3年ぶりのリニューアルで、もともと「お客さんから『作りたてが食べたい』などの要望が多かった」ことから、1階奥で「BLUE SEAL」アイスや「サータアンダギー」などを扱う実演販売コーナーを増床してイートインスペースを新設。「パーラー島風(しまかじ)」と名付け、カウンター5席とテーブル8席を用意した。
併せて、「(沖縄では)子どもたちがおやつ代わりに食べる」という天ぷらの取り扱いを開始。沖縄風天ぷらは、分厚い味付き衣が特徴の「ご当地グルメ」。沖縄ではスーパーで販売されたり家庭で作られたりするといい、衣の食感や具材については「『(それぞれの)家の作り方』があって商品開発に苦労した」と同店マネジャーの藤原直樹さん。「オーソドックスに」との結論で完成した天ぷらは、沖縄産「もずく天ぷら」、白身魚シイラを使った「さかな天ぷら」、スタッフに一番人気という「いか天ぷら」、「ゴーヤ天ぷら」の4種類。店内で具材を揚げ、各90円で販売する。
天ぷらは、同店スタッフの間でも「沖縄土産で買って帰ると、みんなのテンションが上がる人気商品だった」と藤原さん。「みんなもそうだろう」との思いがきっかけで販売が実現。「これから(揚げ方、ソースのアリなしなどについて)いろいろな『うんちく系文句』がくるはずだが、それはそれで(楽しみ)」と話す。今後は「季節ものなど臨機応変に取り入れていきたい」とも。
実演ブースの一番人気は「サータアンダギー」(100円)で1日に約400個を売り上げることから、天ぷらは1日約240個を売上目標に据える。
営業時間は10時30分~20時。