見る・遊ぶ 学ぶ・知る

被災4県の染物職人とクリエーター180人がコラボ-銀座でトートバッグ展

石川マサルさんの作品(左)と箭内道彦さんの作品(右)

石川マサルさんの作品(左)と箭内道彦さんの作品(右)

  • 0

  •  

 岩手・宮城・福島・茨城4県の染め物職人とクリエーター180人が作る「印染(しるしぞめ)トートバッグ展」が11月24日、クリエイションギャラリーG8(中央区銀座8、TEL 03-6835-2260)とガーディアン・ガーデン(銀座7、TEL 03-5568-8818)で始まった。

[広告]

 両会場が1990年から毎年実施しているチャリティー企画で、会場と交流のあるクリエーターがボランティアで制作した作品を展示・販売し、収益金を寄付。2009年からは「クリエーターのファンの方だけでなく、より多くの人に知ったり買ったりしてもらいたい」(リクルートクリエイティブセンター広報担当・小高真紀子さん)との思いで「CREATION Project」と題したリニューアルを実施。「手拭い」「スニーカー」「傘」など、テーマを生活に絞りこんで販売点数を拡大してきた。

 東日本大震災を受けた今回は、これまでユニセフに寄付してきた収益金を被災地への義援金に充てる。さらに「(両会場を運営する)リクルートならではの復興支援ができないか」と、大漁旗やハンテンなどに用いる伝統工芸「印染め」に着目。「みんなが使いやすい染め物」としてトートバッグをテーマに選び、全国青年印染経営研究会の協力を得て岩手・宮城・福島・茨城の4県に構える18社にバッグの染色を発注する。

 集まったバッグは、福島の牛型おもちゃ「赤べこ」をモチーフにした箭内道彦さんの作品や、「スペード」「ハート」などのモチーフを目や口に見立てた佐藤晃一さんの作品、トートバッグのハンドルがバッグの側面にリボンのように伸びた石川マサルさんの作品など180点。生地は白地コットンで、袋部分は高さ約360ミリ、幅約460ミリ、奥行き約135ミリ。販売価格は6,000円で、会期中に両会場で予約注文を受け付ける。

 小高さんは「大漁旗のような鮮やかな色と大胆な柄のバッグが出そろった。ファッションのアクセントとして元気なトートバッグを身に着けて、みんなで被災地を応援したい」と話す。

 開催時間は11時~19時。日曜・祝日定休。入場無料。12月22日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース