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銀座で気鋭作家D[di:]さんの「ヨルねこ」展-中川翔子さんの愛猫絵も

「闇のなかで物を見ることができる」ネコの特徴に着目し、「ヨルねこ」をテーマに34点を紹介

「闇のなかで物を見ることができる」ネコの特徴に着目し、「ヨルねこ」をテーマに34点を紹介

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 銀座のカルト系ギャラリー「ヴァニラ画廊」(中央区銀座6、TEL 03-5568-1233)で現在、独自の世界観で知られるアーティストD[di:](ディー)さんの企画展「ヨルねこ」が開催されている。

D[di:]さんのグッズを並べる販売ブース

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 D[di:]さんは2000年、多摩美術大学在学中に「ファンタスティック・サイレント」を出版。2作目「キぐるみ」では 「ノベルコミック」という独自のスタイルを打ち出した。「シニカルでスイートな」世界観が特徴で、小説、漫画、イラスト、ファッション、デザインなど幅広い分野を横断的に活躍する。

 アクの強いカルトな展示で知られる同ギャラリー。D[di:]さんの展示は初めてで、「ファンタスティック・サイレント」を読んだオーナーが「シュールで毒々しい感じ」に引かれてオファーしたという。一方、D[di:]さんの作風は10年で「よりかわいらしく」変化。「クリスマスシーズンに向け、ヴァニラ画廊をかわいらしい展示で彩ってもらえれば」と同展が実現した。

 テーマは「闇の中で物を見ることができる」ネコの特徴に着目し「ヨルねこ」に。会場ではファッション誌「Zipper」の占いコーナーに寄せたイラスト、BEAMSの文芸カルチャー誌などで発表した作品の原画に新作を加えた34点を紹介。作品のモチーフは全てネコで、「パフィー」のアミさんや、中川翔子さんなど著名人の愛猫を描いた作品も並ぶ。

 併せて、D[di:]さんのイラストを掲載したiPhoneケース、コップ、皿、バッグなどのグッズ約20種も販売。

 同ギャラリーの田口葉子さんは「D[di:]さんが描くネコの絵には、それぞれのネコの背景にある物語がにじみ出ている。一枚一枚見てみて、D[di:]さんが創り出す物語を感じ取ってもらえれば」と話す。

 営業時間は12時~19時(土曜・祝日は17時まで)。日曜定休(会期中は営業)。12月25日まで。 

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