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銀座で「僧職男子に癒やされナイト」-僧侶にとってクリスマスとは?

11月に開催したイベントの様子

11月に開催したイベントの様子

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 現役僧侶が法話を行い、精進料理を振る舞う「僧職男子に癒されナイト☆ 12月~成道会(じょうどうえ)~」が12月24日、銀座・奥野ビル(中央区銀座1)6階「銀座モダンアート」(TEL 03-5579-9830)で開催される。

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 4月から定期開催する同イベントのきっかけは東日本大震災。同ギャラリー代表の鳥居友佳里さんは震災直後、「東京にいて直接被害を受けてはいなかったが、不安な気持ちがあった」といい、「たまたま知り合いのお坊さんと話す機会があり、一般の人とは違った視点からの話を聞き、不安感が和らいだ」。これをきっかけに「少しでも空気が和めば」との思いで、チャリティー企画として初めて開催。福島食材を使った精進料理も振る舞った。

 同企画が「好評だった」ことから、「都心で働く人々に、仏教を通じた癒やしを」との思いで「報恩講(ほうおんこう)」「秋彼岸」などの仏事に併せて定期開催。イベントは季節や仏事にちなんだトークや料理を展開する前半と、雅楽の演奏や声明ライブを行う「飲み放題」の後半との2部構成で開くことが多く、後半では来場者が参加僧侶に「悩み相談」を持ちかける一幕なども見られるという。

 僧侶は、もともと鳥居さんが知り合いだった中樹山(ちゅうきさん)淨照寺(じょうしょうじ=山梨県大月市)の平井裕善さん、梅上山(ばいじょうざん)光明寺(東京都港区)の僧侶で、境内を活用した「神谷町オープンテラス」の店長としても知られる木原祐健(ゆうけん)さんを発端に、緑泉寺(台東区)の僧侶で、同寺で「五感を研ぎ澄ましてものを食べる」食育イベント「暗闇ごはん」を展開する青江覚峰(かくほう)さんも参加。参加僧侶は知り合いづてに、回を重ねるごとに広がっているという。

 今回はクリスマスイブに開催。釈迦(しゃか)が悟り開いたことを記念する12月8日の仏事「成道会(じょうどうえ)」をメーンテーマに、「僧職男子にとってクリスマスとは?」をサブテーマに据える。キリスト教ではクリスマスの食事に「13品」が並ぶことから、料理は精進料理を使って同じ「13品」を提供。イベントは畳など代用道具一式を取りそろえ、「特別法要」スタイルで展開する。法話や雅楽、声明ライブも予定。

 法要は19時~22時に開催し、以降「夜更け」まではフリータイムとなる。参加費は5,000円(フリーフード、フリードリンク、ギフト付き)。要予約。

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