銀座・シネパトス近くに昨年12月19日、日本酒居酒屋「ぎんます」(中央区銀座5、TEL 03-5537-6077)がオープンした。運営は魚家(墨田区)。
魚家は、すし業態、和食業態など約50店舗を首都圏、九州エリアで展開する飲食店経営会社。築地・銀座エリアでは「築地 すし鮮」「すし一番」「さかな道楽」など12店舗を出店。エリア13店舗目となる同店は、初めて「日本酒」に特化した新コンセプト店となる。
場所は銀座シネパトス近くの三原通り沿いのビル1階・2階。店内は赤と黒を基調にしたシンプルな内装で、1階は調理場とカウンター、2階はテーブル席を並べる。店舗面積は12坪で、席数は32席。
「多くの方にさまざまな日本酒を楽しんでほしい」との思いで集めた日本酒は約70種。九州から北海道までの銘柄をそろえ、価格は約0.8合180円から用意する。「日本酒好きだけでなく、苦手意識を持っていらっしゃる方にも日本酒の良さをわかってもらいたい」と店長の堀務さん。酒を仕込む際に使う「仕込み水」も蔵元直送で提供する(お代わり自由、180円)。「日本酒と交互に飲むことで、二日酔い対策にもつながる」といい、来店客の9割が注文するという。
料理は、その日に仕入れた食材からオリジナルメニューを展開する。ブリやタコなどを串で提供するなど、「食べやすく、つまみやすい日本料理」がテーマ。10種のモツを3種のみそで煮込んだ「もつ煮込み」(280円)などの定番メニューも。
夜の客単価は3,000円。「日本酒を飲んだことがない人、偏見を持っている人などにも飲んでほしいので、幅広い味わいの日本酒をカジュアルな価格でそろえている。いろいろな種類を試してもらえれば」。
営業時間は11時~14時、16時30分~23時。