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松屋銀座で「タツノコプロテン」-タイムボカンシリーズなどの資料一堂に

会場内には2008年に読売テレビで放送した「ヤッターマン」より、「ヤッターワン」の姿も。©タツノコプロ・読売テレビ 2008

会場内には2008年に読売テレビで放送した「ヤッターマン」より、「ヤッターワン」の姿も。©タツノコプロ・読売テレビ 2008

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 「科学忍者隊ガッチャマン」や「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」など、タツノコプロが保管するアニメ関連資料から約300点を一堂に紹介する展覧会「タツノコプロテン」が8月8日、松屋銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-1211)で始まった。

「ガッチャマン」オブジェも

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 タツノコプロ創立50周年を記念して開催。タツノコプロは1962(昭和37)年、分業体制で漫画を描いていた吉田竜夫さん、次男の健二さん、三男の豊治さん(ペンネーム=九里一平さん)が漫画制作工房として創業。翌年に東映動画(現・東映アニメーション)からTVアニメ用のオリジナル企画を打診され、これをきっかけに自社でのアニメ制作をスタートさせた。

 1965(昭和40)年にアニメ作品第1号となった「宇宙エース」の放送が開始。漫画原作のアニメ化ではなくテレビへのオリジナル作品にこだわり、動物が繰り広げるメルヘンタッチな世界「昆虫物語みなしごハッチ」、リアルな近未来感が魅力のSF作品「科学忍者隊ガッチャマン」、正義の味方と悪玉トリオがタイムマシンなどのメカを使って不思議なお宝を求めて争奪戦を繰り広げる「タイムボカンシリーズ」などのヒットアニメを次々と送り出した。

 同展では竜夫さんや九里さんが描いた肉筆原画や、「ガッチャマン」「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」のアニメ制作に使用された設定画、「ハクション大魔王」「マッハGoGoGo」のセル原画など、タツノコプロが保管してきたアニメ関連資料から約300点を一堂に紹介する。

 会場デザインはブックデザイナーの祖父江慎さんが担当。ガッチャマンのシルエットの演出を施したエントランスを通り抜けた空間で、作品をジャンル別、年代別に分類する。竜夫さんの長女・吉田すずかさんが手掛ける「アクビガール」「おはよう忍者隊ガッチャマン」などのイラストワークも。

 物販ブースでは、松屋銀座とコラボした「タイムボカンシリーズ フィルムチョコレート」(1,890円)、タツノコキャラカップに入ったクッキーなどのスイーツ類、シリアルナンバー付きの「マッハ号」(オーディックス シュインハース 1/18スケール、3万9,900円)など約500アイテムを並べる。

 開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。入場料は、一般=1,000円、高大生=700円、中学生以下無料。今月20日まで。

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