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銀座ライカでブルース・ギルデンさん写真展-街の「裏側」の住人に焦点

©Bruce Gilden/ Magnum Photos

©Bruce Gilden/ Magnum Photos

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 ライカ銀座店サロン(中央区銀座6、TEL 03-6215-7070)で現在、ニューヨークや東京など街の裏側を捉えたポートレートで知られる写真家ブルース・ギルデンさんの写真展「Up and Down in New York」が開催されている。

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 ギルデンさんは写真学校で学んだ後、ニューヨークで撮り続けた10年間の写真作品を写真集「Facing New York」として刊行。1979(昭和54)年にNYアートカウンシルの奨学金を取得し、1984(昭和59)年にはハイチでの長期取材に着手。1998年に写真集「Haiti」を出版した。1988年には国際交流基金の奨学金を得て3カ月日本に滞在。2000年、日本のアンダーグラウンドを描いた写真集「Go」を発行している。マグナム正会員。

 街に長期間滞在し、街の人たちと会って話をした後に撮影に取り掛かる。被写体になるのは派手なスーツを着こなす男性や、毛皮を着用した車いすの老婦人、歩きタバコをする東洋系男性など街の「裏側」の住人たち。街角を背景に彼らの独特の雰囲気をモノクロで捉えたポートレート作品で知られる。

 同展にはニューヨークの代表作に加えて、ロチェスターでの最新シリーズも並ぶ。ロチェスターは今年1月に破産申告したコダック本社が構えるニューヨニューヨークの都市。現在はこの影響を受けて街全体の「活気が失われている」といい、ギルデンさんは住民たちの「笑顔だけではいられない」姿に独自の「美しさ」を感じてシャッターを押すという。作品はモノクロプリント全14点。

 「マグナムの中でも名のある写真家。ユニークな人々をありのままに捉え、クオリティーの高いプリントで仕上げている。日本の作家にはない作風を楽しんでもらえれば」(ライカカメラジャパン広報担当者)。

 開催時間は11時~19時。月曜定休。来年1月6日まで。

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