銀座に稲庭うどん老舗と薩摩料理店が同時オープン

2店舗外装イメージ

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 飲食店事業を展開するエイチワイシステム(港区)の直営店となる薩摩料理店と、同社がプロデュースを手がける稲庭うどん店が12月18日、銀座の同じビル内で同時にオープンする。フロア構成は、1階=稲庭うどんの製造販売・飲食店を手がける「佐藤養助商店」(秋田県湯沢市)が経営する「創業万延元年 稲庭干饂飩 銀座 佐藤養助」(中央区銀座6、TEL 03-6215-6211)、2階=エイチワイシステム直営の「黒薩摩総本店」(同、TEL 03-6215-6131)。

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 稲庭うどんの老舗として知られ、一子相伝の技でうどんを作る「佐藤養助商店」(秋田県)は、1860年に創業。同社初の首都圏飲食店舗となる「銀座 佐藤養助」の店舗面積は65坪、客席数は90席で、個室も備える。内装は商業施設の設計・デザインを手がける「カームデザイン」が担当、メーンダイニングは「落ち着いた照明の中に自然木とウォータースクリーンが浮かび上がる演出効果」(エイチワイシステム広報担当者)が特徴で、エイチワイシステムがプロデュース、同社と連携しオープンする。

 メニューは「せいろ」(1,100円)、「海鮮稲庭うどんすき」(2,400円)、「きりたんぽ鍋」(2,200円)、「秋田名物 比内地鶏の串焼き」(350円~)、「秋田郷土料理 いぶりがっこ」(480円)などを取り揃え、コース料理(4,000円~)も提供する。想定客単価は4,000円で、年間売上目標は2億円。同社の佐藤正明社長は「都心の路面店を開設することでギフト需要の販売増を図る」という。また、外食部の売上比率を現在の約2割から3割に引き上げるとしている。

 また、黒薩摩総本店は六本木店に続き2店舗目となるもので、店舗面積は65坪、客席数は96席。バー、個室も備える。内装は同じく「カームデザイン」が手がけ、酒のボトルが並ぶレセプションホールやボトル棚が浮き上がるバーカウンターが特徴的だという。

 メニューは「六白黒豚コラーゲンしゃぶしゃぶ(ちゃんぽん麺付)」(2,500円)、「串木野のさつまあげ」(450円~)、「黒豚の石焼き」(1,000円~)、「古閑牧場の極上馬刺し盛り合わせ」(2,500円)、「軍鶏の釜飯」(1,200円)など。焼酎は150種類以上を取り揃えるという。想定客単価は6,000円で、年間売り上げは2億円を見込む。同社広報担当者は「弊社の掲げる『食による地方活性化』の展開の一環で、六本木で人気を博している『黒薩摩』を銀座で総本店とし展開したいという思いがあったことから」と話している。

 営業時間は、銀座 佐藤養助=11時30分~翌5時。(ランチ営業あり)黒薩摩総本店は平日=17時~24時。金曜・祝前日=17時~翌5時。日曜・祝日=17時~23時。

佐藤養助商店エイチワイシステム

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