プランタン銀座で福袋の下見会-ライフスタイルを前面に打ち出す

福袋を作成した社員が直接高橋良明社長にプレゼンテーションを行った

福袋を作成した社員が直接高橋良明社長にプレゼンテーションを行った

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 プランタン銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-0077)は12月5日、2007年の福袋下見会を開催した。

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 下見会は来年発売予定の福袋約100種類を一堂に揃え、福袋作成担当者が経営陣にプレゼンテーションを行う社内用で、「最終的なチェックを経て、そのクオリティーが認められたものだけが福袋として販売される」(同社)という。

 同社が目玉福袋としている「私たちが愛する街 銀ブラStyle福袋」(21,000円=各限定20袋)の1つ、「銀座の老舗店に聞いた銀ブラStyle編」のバイヤーは、「最初はパステルピンクのニットなど女の子らしいものを考えていたが、モテ系と差別化を図り洗練されたスタイルを目指した。目上の人と一緒にいても浮かないようにスタイリングし、素材も上質なものを取り入れた」と話している。

 もう1つの目玉福袋である「JAPAN Beauty福袋」(21,000円=各限定20袋)のバイヤーは男性4人で今回のテーマを考えた。「10月くらいに福袋のテーマが決まったが、『ジャパンビューティー』について4人の観念が違い、3種類のスタイルに絞るのに時間がかかった」と話していた。同福袋には婦人服売り場で売れているというピーコックグリーンや赤のアイテムを入れ、「1年中使えるファッション小物や、着回せるアイテムや流行のものを取り入れた」という。

 このほかにも、フランスの人気作家の版画の福袋「リトグラフ3点セット」(30万円=限定1袋)、カーディガン、ロングニットなどニット7点とファー付きボレロ、キャミソールが入った11万円相当の「ニット!ニット!ニット!福袋」(10,500円=限定70袋)、ドメーヌ・ドゥ・ラ・ロマネコンティの4本セット「DRC福袋」(26万5,000円=限定1袋)、雑穀エキスパートが雑穀をブレンドした「雑穀福袋」(2,100円)なども用意された。

 来年の初売り日の売上目標は前年比の106.5%で、「過去最高の売上だった今年を上回ると見込んでいる」(同店担当者)という。同社高橋良明社長は福袋について「ライフスタイルを形成するモチーフを形容詞的な切り口で福袋に入れたことで、ライフスタイル形成のお手伝いができればと考えている」とし、「担当者が情熱を込めて作った熱気が感じられた。福袋を通しお客様にも伝わると思う」と初売り商戦に期待を込めた。

 同店の福袋は銀座エリアで1番早い、8時30分から販売される。今年は福袋を求めて8,000人が開店前から行列を作った。

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