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松屋銀座に金沢の老舗酒蔵「福光屋」新業態-コスメ・発酵ドリンクバーも

物販スペースと飲食コーナーを併設した「福光屋 松屋銀座店」

物販スペースと飲食コーナーを併設した「福光屋 松屋銀座店」

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 金沢の老舗酒蔵「福光屋」が2月22日、発酵食品から基礎化粧品までを並べ、飲食用バーカウンターも併設する新コンセプト店を松屋銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-1211)7階にオープンした。

飲食コーナー「発酵バー」

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 福光屋は1625年に創業した金沢で最も古い酒蔵。1960(昭和35)年には米の契約栽培をスタートさせ、2001年からは純米酒、純米吟醸、純米大吟醸だけを造る純米蔵に切り替えた。1995年、美容のための純米酒「すっぴん」を販売したのをきっかけに自然派基礎化粧品の研究開発に乗り出し、2003年にはこれを「化粧品」カテゴリーとして発売。現在までに、酒造りのほか、発酵技術を生かした化粧品や食品開発を手掛ける。

 銀座では1999年から直営店を構えていたが、2011年に閉店。松屋銀座ではもともと同社の「提案性の高いスタイル」に注目していたといい、同年から秋に開催する恒例催事「銀座手仕事直売所」への出展が実現。これが好評だったことが今回の出店につながった。

 場所は7階リビングフロア。「酒蔵の発酵美」をコンセプトにした新業態で、物販スペースと飲食コーナー「発酵バー」7席を設ける。売り場面積は約50平方メートル。

 物販スペースでは自然派化粧品・健康美アイテム(800円~1万2,000円)、発酵食品・発酵調味料・食品(300円~1,500円)、日本酒・米焼酎・リキュール(500円~3万円)、器・小物類・書籍(1,000円~)などをラインアップ。バーでは甘酒キウイミントなどの美容&健康ドリンク、新酒飲み比べセットなどのアルコール類、スイーツを取り扱う。

 松屋では同店をキーテナントにして、「美と健康」をテーマに7階の再編に取り組んでおり、ほかに「ア・マ・テラッセ」「ボタニカルラウンジ」もオープン。「基礎化粧を中心にした『美』と体の中からの『健康』を、ライフスタイルの提案としてフロア全体で強化して行きたい」とリビング部の紀野珠輝さん。「7階への来店、リピート動機が生まれれば」とも。

 営業時間は10時~20時。

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