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銀座に立ち飲みバー新店-脱サラ店主が開店、47都道府県の「日本の酒」

KUNIZAKE-YA店主の土屋豊さん

KUNIZAKE-YA店主の土屋豊さん

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 銀座に国産酒専門スタンディング・バー「KUNIZAKE-YA(くにざけや)」(中央区銀座1、TEL 03-3563-8300)がオープンして約3週間が過ぎた。

立ち席の後ろに設置された「腰当て」

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 昨年、20年に及ぶサラリーマン生活に終止符を打った店主の土屋豊さんが開いた。店舗面積5坪弱で立ち席のみ約10席。和風になり過ぎないニュートラルな雰囲気にしたかったという店内には、壁に寄り掛かって飲む時に楽なように「腰当て」も設置されている。

 提供するのは日本酒が多いが、「日本酒の店」ではなく、各地の風土に根付いた「日本の酒」を紹介することにこだわる。日本国内を旅することが趣味の土屋さんが旅先や転勤先で触れたものなど、全国47都道府県の日本酒、焼酎、泡盛、ワインをそろえる。

 その時によって品ぞろえは変わるが、日本最東端の酒「北の勝(きたのかつ)」(700円)、最西端の「濁(だく)」(750円)、最南端の「泡波」(1,700円)、最北端の「國稀(くにまれ)」(700円)などは「可能な限り提供できるようにする予定」(土屋さん)。フードは「ブリぬか漬け」(500円)、「まつも」「ほたるいか素干し」(以上400円)、「とうふちくわ」(350円)などの酒のつまみのみ(メニューの入れ替えあり)。

 仕事で大阪に住んでいた時に、北新地に個性的な個人店が次々と開店するのを目の当たりにし、それらの店を飲み歩く「飲み回り文化」に魅了されたという土屋さん。「銀座に勤める人たちが、勤め帰りにふらりと立ち寄って飲めるような店をこの場所に作りたかった。年齢的には少し遅いスタートになったが、長年サラリーマンとして過ごし、最後には管理職も経験した自分だから可能な接客もあると思う」と話す。

 「日本各地のお酒を楽しんでいただくことで、全国を旅したような気分を味わってほしい」とも。

 営業時間は16時~23時(土曜は22時まで)。日曜・祝日・第3土曜定休。

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