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松屋銀座で「ぐりとぐら展」-誕生50周年記念で200点

『ぐりとぐらのえんそく』中川李枝子/文 山脇百合子/絵(福音館書店刊)©Rieko Nakagawa, ©Yuriko Yamawaki

『ぐりとぐらのえんそく』中川李枝子/文 山脇百合子/絵(福音館書店刊)©Rieko Nakagawa, ©Yuriko Yamawaki

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 松屋銀座(中央区銀座3)8階イベントスクエアで2月27日、「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」が始まった。

松屋銀座の「ぐりとぐら展」会場風景

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 「ぐりとぐら」は中川李枝子さんと山脇(大村)百合子さんの姉妹が、森や海で暮らす2匹の野ねずみ「ぐり」と「ぐら」のさまざまなエピソードを絵と文章で描いたもの。1963(昭和38)年に雑誌「こどものとも」(福音館書店)で第1作が発表された。

 同展では「ぐりとぐら」シリーズ全7作品の原画約70点をはじめ、姉妹のデビュー作である童話「いやいやえん」の挿絵原画、著作の初版本、制作資料など約200点を展示する。

 会場では中川さんと映画監督の宮崎駿さんによる講演会の一部の上映を予定しているほか、点字本や関連作品を含む「読書コーナー」も。

 物販コーナーではポストカード54種(各150円)や折り紙セット(500円)、ハンカチ(1,000円)、トートバッグなどを販売する。

 初日の会場は早い時間から、幅広い年代の女性客をはじめ親子連れや年配の男性客など多くの来場客でにぎわった。「ママ友」と一緒に子ども連れで来場した30代女性は「知人から開催を聞いて見に来た。『ぐりとぐら』は私もよく読んでいて好きだったので、興味深い展示だった。子どもも絵を見て楽しんでいたと思う」と感想を述べた。夫婦で来場した50代女性は「『ぐりとぐら』はいつ読んでも楽しくてかわいい。今日はたくさんの原画も見られてよかった」と笑顔で話した。

 開館時間は10時~20時(最終日は17時まで)。入場料は一般=1,000円、大学・高校生=700円、中学生=500円、小学生以下=無料。3月10日まで。

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