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銀座経済新聞がサロン&ギャラリー、招待制・入場無料・作品非売

「ぎんけいさろん&ギャラリー」のオープニングパーティー風景

「ぎんけいさろん&ギャラリー」のオープニングパーティー風景

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 銀座一丁目に3月7日、銀座経済新聞の略称「ぎんけい」を名前に使った多目的スペース「ぎんけいさろん&ギャラリー」がオープンした。

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 同サロンを立ち上げたのは銀座経済新聞を運営するフェイバー(中央区銀座 1)。同社はウェブソリューションをメーン事業としているが、ほかに洋酒のネットショップ「ごひいき堂」の経営や子会社のセレクト(銀座 1)を通じて展覧会の企画制作やアート関連コンテンツのプロデュースなども行っている。

 「設立15年目の年に、今まで蓄積してきたノウハウやコンテンツを多くの方たちとシェアし、また、いろいろなご意見に耳を傾けることで、今まで以上にステークホルダーのお役に立てる会社になりたい」(同社社長の三島太郞さん)という思いから今回のサロン立ち上げを決めた。

 会議室として使用していた12坪のスペースの床面、壁面と照明を全面改装し、アート作品の展示にも対応できるようにした。

 展示に加え同社主催のパーティーや広域銀座圏をテーマにしたトークショーなどを行っていく予定で、「招待制・入場無料・作品非売」の運用を目指す。ほかに企業・個人とのコラボイベントも開いていく予定で、その場合は招待制や入場無料にはこだわらない。

 三島さんは「ネットの時代だからこそ『街に出掛けて人と会い話をする』という行為にはとても大きな可能性があると思う。銀座という魅力的な街の一角に、気の合う人たちが気軽に集まって楽しく密度の濃い時間を過ごすことのできる『サロン』を作ることで、そんな可能性が大きく膨らむと考えた」と話す。

 7日に行われたオープニングパーティーではフェイバーとグループ会社の所蔵作品を中心に、リチャード・デーヴィスさん、恒松正敏さん、松島智里さん、谷敦志さん、ねこぢるyさんらの作品を展示。「ごひいき堂」の酒や同社スタッフが銀座かいわいで買い集めたフード、スイーツが提供され、銀座のアンテナショップ関係者や企業、文化施設の担当者、アーティスト、ギャラリストなど、延べ約60人が来場。当初の終了予定時間を2時間以上オーバーし、夜遅くまでにぎわった。

 「シンプルな空間に良いアートと良い音楽があり、おいしいお酒とつまみがあって、すてきな人たち同士の楽しい会話がある。そんな至福の時間を作り出せたことだけで今回は満足だったが、お越しいただいた方々から銀座かいわいの施設とのコラボや展示作家のコンテンツ活用についてのご提案なども頂き、オープン初日にして早くも、このスペースを開いて本当に良かったと思った」と三島さん。

 「招待制で催しは不定期開催という不親切なハコだが、招待状が届いた際にはぜひ、この浮世離れした場所と時間を楽しみにお越しいただければ」とも。

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