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築地場外市場の「七日市」、2周年-鶏の解体実演や抽選会も

「日本3大地鶏」をテーマに開催された築地「七日市」の抽選会の様子

「日本3大地鶏」をテーマに開催された築地「七日市」の抽選会の様子

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 築地場外市場(中央区築地4)で4月7日、毎月恒例のイベント「七日市」が開催された。

築地「七日市」で開催された「鶏肉セミナー」の解体実演の様子

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 今回の「七日市」は「日本三大地鶏」がテーマ。築地食まちスタジオ(築地4)では、1907(明治40)年創業で業務用鶏肉卸や築地の人気鶏料理店「鳥藤」の経営を手掛ける「鳥藤」(築地4)の鈴木昌樹常務を講師に招き、「鶏肉セミナー」を開催。一般来街者を対象に、鶏肉の歴史・文化、栄養素、品種・部位の解説に加え、鶏の解体実演や試食を行った。

 初めてセミナーに参加したという30代女性は「解体実演がとても印象に残った。鶏肉の下準備や調理の際のコツなど役に立つ話が聞けた」と話し、同所のセミナーによく参加するという30代男性は「料理をするのが趣味なので、とても面白かった。自分の料理に今日のセミナーで聞いたことを生かしていきたい」と話した。

 同イベントは、NPO法人「築地食のまちづくり協議会」が中心となり、2012年の「築地開場77周年」をきっかけに「ラッキーセブンの7」を掛けて「七日市」として始めたもの。「プロ・素人問わず全てのお客さま」をターゲットに「お買い得品」を並べるほか、今年1月からは、催し当日に築地場外市場で買い物をしたレシート合計2,000円につき1回、くじ引きができる抽選会も開いている。

 今回の抽選会では、特賞に東京しゃも、比内地鶏、名古屋コーチンを用意。会場の「ぷらっと築地」には来街者が行列をつくって抽選に参加した。

 同NPO事務局長の鹿川賢吾さんは「七日市を始めて2年。楽しみにしてくださる常連さんもいて、七日市がしっかり築地に定着していると感じる。今後も東京の食の台所である築地でさまざまなイベントを行い、お客さまに喜んでいただければ」と意気込みを語る。

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