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銀座でチャリティー・ニット展 クリエーター177人と福島県伊達市の子どもが参加

「伊達ニッティング」展に出展されるブランケットのデザイン(居山浩二さん)

「伊達ニッティング」展に出展されるブランケットのデザイン(居山浩二さん)

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 リクルートホールディングス(千代田区)が運営するクリエイションギャラリーG8(中央区銀座8)とガーディアン・ガーデン(銀座7)で11月25日、「CREATION Project 2015 177人のクリエイターと福島伊達市のニットメーカーによるマフラー&ブランケット『伊達(だて)ニッティング』」が始まる。

小学生作品審査の様子

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 「CREATION Project」は、1990年から始まった毎年恒例のチャリティー企画展。両ギャラリーと交流のあるクリエーターがボランティアで制作した作品を展示・販売し、収益金を寄付してきた。

 2011年の東日本大震災以降は被災した地域の産業を応援するため、「東北での物づくり」とのコラボに絞り、「印染トートバッグ」(2011年)、「アロハシャツ」(2012年)、「石巻バッグ」(2013年)、「東北和綴(と)じ自由帳」(2014年)を開催。4年間で合計約880万円を被災地の子どもたちを支援するために寄付してきた。

 今回は、全国有数のニットの産地である福島県伊達市で45年間にわたってニット製造業を営む大三(伊達市)とクリエーターたちのコラボによるオリジナルのマフラーとブランケットを展示・販売。売り上げから製作費と送料を引いた収益金は「いわての学び希望基金」「東日本大震災みやぎこども育英募金」「東日本大震災ふくしまこども寄附金」に寄付される。

 浅葉克己さん、居山浩二さん、宇野亜喜良さん、長友啓展さん、箭内道彦さん、山本タカトさんなど177人のクリエーターの作品に加えて、伊達市立梁川小学校の子どもたちのデザイン422点の中から審査で選ばれた6作品も展示・販売。

 同小学校は震災で校舎が全壊したが今年の春に建て替えが完了し、子どもたちは新しい校舎で学校生活を送っているという。

 購入したマフラー(4,000円)とブランケット(4,500円)はその場で持ち帰ることができ、完売した商品は会場で予約注文を受け付ける。ほかに全作品を収録したパンフレット(540円)も販売する。

 クリエイションギャラリーG8広報担当の小高真紀子さんは「今回は、地元の子どもたちにもデザインにチャレンジしてもらうことで、新たな広がりが生まれればと期待している。会場には『誰にどんなふうに使ってもらいたいか』をイメージしながら自由なテーマで描いてもらった、子どもたちのデザイン画やコメントも展示するので、併せて見ていただければ」と話す。

 開館時間は11時~19時。日曜・祝日休館。入場無料。12月22日まで。

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