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フィルムセンターで三隅研次監督作品回顧上映 60プログラム

フィルムセンターで三隅研次監督作品回顧上映 60プログラム

「大菩薩峠」撮影現場での三隅研次監督

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 東京国立近代美術館フィルムセンター(中央区京橋3)で現在、特集上映「映画監督 三隅研次」が催されている。

「座頭市喧嘩太鼓」

 三隅監督は1921(大正10)年、京都生まれ。1941(昭和16)年、日活京都撮影所に助監督として入社したが翌年に召集。終戦後もシベリアに抑留され、1948(昭和23)年に帰国し、大映京都に復職した。

 1954(昭和29)年に「丹下左膳 こけ猿の壷(つぼ)」で監督デビューし、1971(昭和46)年に大映が倒産するまでの17年間に60本の映画を撮影。その後も映画やテレビドラマの演出を手掛けるが、1975(昭和50)年、撮影中に倒れ、54歳の若さで亡くなった。

 同特集上映では三隅監督を「時代劇に大胆な表現を導入し、極限的な状況における愛と死を描き続けることによって戦後の日本映画に新風を送りこんだ」と位置付ける。

 今回は同監督の手掛けた劇場公開映画67本のうち51本と、「必殺仕掛人」などテレビドラマ「必殺」シリーズの演出担当回19本を、60プログラムに構成して上映する。「必殺」シリーズは全て16ミリニュープリントでの上映となる。

 同センター研究員の大澤浄さんは「時代劇というと紋切り型で古いものと受け止める人も多いと思うが、リアリズムに満ち、時代劇という固定概念を軽々と打ち破ってくれるその作品は語り口、アクション、しぐさ、空間演出、視覚的効果などの点で現在でも非常に斬新に感じられる」と話す。

 「『座頭市物語』や『剣三部作』といわれる『剣』『斬る』『剣鬼』のほか、『婦系図』『なみだ川』『古都憂愁 姉いもうと』など女性を丹念に描いた作品群は特にお薦め。史上最大規模となる力の入った企画なので、この機会に足を運んでいただければ」とも。

 入場料は一般520円ほか。月曜休館。3月13日まで。

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