波除稲荷(なみよけいなり)神社(中央区築地6)で2月3日、「節分祭」が行われる。
同神社の節分祭は「第一座の祭典」を行った後、獅子殿特設舞台から宮司が「三矢ノ追儺(ついな)」という古式の追儺の神事を行う。「三矢ノ追儺」は3本の矢を放つ神事で、1本目は「病気を健康にかえる」矢、2本目は「辛気を福にかえる」矢、3本目は「陰気を陽気にかえる」矢を表す。
その後、17時30分から18時30分まで約80人の裃(かみしも)姿のまき手が、8回ほどに分けて獅子殿特設舞台から「福は内」という掛け声と共に豆や約1万個のスナック菓子をまく。
禰宜(ねぎ)の鈴木淑人さんは「当神社の豆まきは、神社に鬼は来ないという考え方から、『鬼は外』という掛け声は掛けず、『福は内』だけなのが特徴のひとつ」と話す。
参加者は小学生・幼稚園児などの子どもが中心で、大人の参加者は保護者が大半だという。
「参加されたお子さまはたいてい、大きな袋がパンパンになるくらいの菓子を拾っている。毎年、多くのお子さまが参加されるので、小学校低学年のお子さまや幼稚園児などにも安心して参加いただけるよう、専用のエリアも用意している。けがなどがないように各町会の皆さまも警備に当たっており、参加してくださる多くのお子さまに笑顔でお帰りいただける節分祭にしたい」とも。
入場無料。雨天時は中止の場合あり。