ソニービルのイベントホールがリニューアル-音響にこだわり

リニューアルしたソニービル8階のコミュニケーションゾーン「OPUS(オーパス)」。「繭」をイメージした空間デザインが特徴。

リニューアルしたソニービル8階のコミュニケーションゾーン「OPUS(オーパス)」。「繭」をイメージした空間デザインが特徴。

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 ソニービル(中央区銀座5、TEL 03-3573-2371)は3月6日、8階にオープンするコミュニケーションゾーン「OPUS(オーパス)」の内覧会を行った。

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 オーパスは「ソミドホール」として親しまれていたイベントホールをリニューアルし3月7日から一般公開するもので、「新たにソニーとお客様をつなぐコミュニケーションゾーン」(同社)としてリニューアルオープン。名前は音楽用語で「作品」を意味する「OPUS」から付けられた。

 面積は約200平方メートルで、空間デザインはソニーPCLの藤井暁さんが手がけた。コンセプトについて藤井さんは「居心地のよさやくつろげる空間を追求し、母の胎内で心地よく過ごす胎児などから繭をイメージしやわらかい楕円に包まれた空間をデザインした」とコメント。

 音響にもこだわり、自然な音場形成が難しいとされる楕円形にまつわる問題を、周囲の壁に反射板を20枚、布を張った吸収板120枚を配置したほか、大きさや長さの違う板をランダムに設置することなどで解消。7.1ch対応サラウンドスピーカーを装備し、現在実用化されているデジタルプロジェクターとして最多の約800万画素のソニー製プロジェクター「4K “SXRD”」と200インチのアクリル製スクリーン「ブルーオーシャン」を備え「ソニーグループの最新情報基地として今後さまざまな情報を発信していく」(同社)という。

 ソニー企業の齋藤惠治社長は「グループで使用することにより、さらに活動の強化を図るほか、お客様とお客様同士を結ぶコミュニケーションの場としても活用していただきたい」とあいさつ。また、自由にインターネットが使用でき無線LANも完備された空間「ホワイエ」も備え、「新たな待ち合わせ場所や出先でのお仕事場としても使っていただきたい」(同ビル広報担当の林佐絵子さん)という。

 内覧会では、映画「スパイダーマン3」のトレーラー(予告編)やプレイステーションのゲームソフト「グランツーリスモ」などの映像が紹介されたほか、ジャズギタリストの小沼ようすけさんによるアコースティックライブも行われた。「生音で繊細な音まで届く。音響もよく、映像も使えるのでいずれは映像とコラボレーションなどもしていきたい」(小沼さん)。

 営業時間は11時~19時(イベントにより変更あり)。

ソニービル

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