千代田区立日比谷図書文化館(千代田区日比谷公園1)地下1階の日比谷コンベンションホールで11月16日、講座「遠野物語の世界 ~村落の伝承をめぐって~」が開かれる。
「遠野物語」は1910(明治43)年、柳田国男が東北の村に語り伝えられていた神々や天狗(てんぐ)、河童(かっぱ)などに関する伝説や怪異譚(たん)などの伝承をまとめて出版したもの。出版部数はわずか350部だったが、後に「日本民俗学の始まりを告げる書」「魅力的な文学世界に満ちた書」として評価され、今も読み継がれている。
当日は立正大学文学部の三浦佑之(すけゆき)教授が講師を務め、同書の魅力や、人から人に語り伝えられていく伝承文学の面白さについて話す。
開催時間は19時~21時。参加費は1,000円。定員は200人。申し込み方法などの詳細はホームページで確認できる。