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松屋銀座で「特別展 白洲正子ときもの」 着物や和装小物など150点

銀座「こうげい」で結城紬(つむぎ)を着た白洲正子

銀座「こうげい」で結城紬(つむぎ)を着た白洲正子

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 松屋銀座(中央区銀座3)8階・イベントスクエアで12月27日、「特別展 白洲正子ときもの」が始まる。

柳悦博が織った生地を古澤万千子が染めた着物「梅二月」

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 随筆家であり文芸・美術評論家として活躍した白洲正子は1910(明治43)年、樺山伯爵家の次女として生まれた。米国留学などを経て、太平洋戦争後に日本の復興に力を尽くしたことで知られる白州次郎と結婚し、鶴川村(現在の町田市)の武相荘(ぶあいそう)と名付けた自宅で暮らした。

 正子は生前、「どきどきさせるものだけが美しい」と口にし、文学や骨董(こっとう)に傾倒。着物についても造詣が深く、銀座で染織工芸の店「こうげい」を経営した。

 同展では正子が母から受け継いだ帯や能舞台に立った時の着物、武相荘での暮らしの中で身に着けた着物や和装小物、日々使っていた器、書斎で愛用した品々など約150点を展観する。

 物販コーナーでは「はがき」(150円)、「てぬぐい」(1,400円)などの展覧会オリジナル商品のほか、武相荘のミュージアムグッズ、同展開催記念の書籍などを販売する。

 松屋銀座同展担当の高橋千佳さんは「白洲正子とその夫である次郎が暮らした自宅は今も『旧白洲邸武相荘』として一般公開されているが、今回の展覧会ほどの規模で正子の着物が公開されたことはない」と話す。

 「正子がどのような着物を好み、着物と帯の取り合わせはどうだったのかなど、興味は尽きない。正子が愛した『きもの』の魅力をご覧いただければ」とも。

 開催時間は10時~20時(12月31日は18時まで、来年1月2日は9時30分~19時30分、最終日は17時まで)。入場料は、一般=1,000円、高校生=700円ほか。1月16日まで(1月1日は休館)。

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