ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(渋谷区)は4月7日、世界最大の旗艦店「ボッテガ・ヴェネタ 銀座」(中央区銀座2、TEL 03-3538-3211)を銀座マロニエ通り沿いにオープンする。
ボッテガ・ヴェネタは1966年に創立された高級皮革製品ブランドで、象徴的なメッシュ編みレザーの「イントレチャート」でも知られる。2001年にグッチグループの傘下に入り、同年6月、エルメスやソニア・リキエル・オムなどでデザイナーを務めたトーマス・マイヤーさんがクリエーティブ・ディレクターに就任し出店を加速。国内の直営路面店は丸の内、表参道などに展開、同店で5店舗目となる。
同社は新しく建設されているビルの5階までを使用し、1階~3階は店舗スペース、4・5階には日本法人の本社機能とショールームを置く。売り場面積は約900平方メートルで、店内は中心に設置された15メートルの階段と3階分の吹き抜けが特徴。インテリアデザインは同社の旗艦店コンセプトに従っており、アフリカ産ウォールナッツ(くるみ)を使った天井や特別に染色したニュージーランド産ピュア・ウールのカーペットなどを配置したほか、「快適さが感じられる空間でショッピングが楽しめるよう、落ち着きのある感覚的な色合いを使用した」(同社)という。外観は、3階まで取り付けられたパームウッドと大きな縦型の窓のルーバー(よろい戸)が特徴的。
フロア構成は1階=メンズ・ウィメンズコレクションから厳選したアイテムや靴などを展開、2階=世界最大級の広さでホームコレクションを展示、メンズコレクションも取り扱う。3階=ウィメンズの衣類に加え、ファインジュエリーを紹介するほか、日本初となる「パーソナルドレッシングルーム」を備える。店内の至るところにバッグや靴をディスプレーするなど、広さを生かした商品紹介を行い、同ブランド商品をフルラインで展開する。
トーマス・マイヤーさんは同店について「コレクション全体を紹介できるスペースを設けており、ボッテガ・ヴェネタで究極のショッピングをついにお楽しみいただけるようになった」と話している。
同店オープンを記念し、ピラミッド型で金具を控えめに使ったバッグ「THE GINZA PYRAMID(ギンザ・ピラミッド)」(29万4,000円)を同店でのみ販売(今年後半より全国の一部ショップでも販売予定)。営業時間は11時~20時。不定休。