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銀座で「つつの靴下」展 167人がデザインしたオリジナル靴下を展示販売

「つつの靴下展」の会場風景

「つつの靴下展」の会場風景

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 リクルートホールディングス(千代田区)が運営するクリエイションギャラリーG8(中央区銀座8)とガーディアン・ガーデン(銀座7)で11月28日、「CREATION Project 2017 167人のクリエイターと大阪の小さな工房で生まれた『つつの靴下展』」が始まった。

「つつの靴下展」の会場風景

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 「CREATION Project」は、1990年から始まった毎年恒例のチャリティー企画展。両ギャラリーと交流のあるクリエーターがボランティアで制作した作品を展示・販売し、収益金を寄付してきた。今回も、売り上げから製作費を除いた収益金は「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付され、子どもの貧困問題の解決や虐待の予防、災害被災地での支援など日本の子どもたちのために役立てられる。

 今回展示販売するのは、1933(昭和8)年創業の靴下メーカー「樋口メリヤス工業」(大阪府)が消費者の声を元に開発した、かかとがない筒型の靴下「つつした」をベースにしたアイテム。

 国内での靴下生産が減少傾向にある中、同社は小さな工房ならではの機動力を生かし、1足から客のリクエストに応えるオーダーメードの靴下作りに取り組んでいる。

 会場には、色部義昭さん、ひびのこづえさん、上田三根子さん、久保悟さん、澤田泰廣さん、湯村輝彦さんなど167人のクリエーターが手掛けた靴下が並ぶ。

 サイズは子どもから大人まで履くことができるフリーサイズで、「スニーカー丈」(1,800円)と「ショート丈」(2,100円)の2種類。購入した靴下はその場で持ち帰ることができる。

 クリエイションギャラリーG8の小高真紀子さんは「『つつの靴下』は、内側は履き心地の良いコットンで表側は伸縮性のある糸で絵柄を編み出している点が特徴。編み出した絵柄が盛り上がって見える『裏編み』という技術を使っている」と話す。

 「30年以上前から使っている編み機で、難しいデザインでも『取りあえず編んでみます』とデザイナーの意図を実現するために頑張ってくれた工房の皆さんのおかげ」とも。

 開館時間は11時~19時。日曜休館。入場無料。12月23日まで。

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