『ひとつぼ展』奨学生展-蜷川実花さんらOB、OGによる作品展

同展告知ポスターには、1人1坪のスペースで作品を競い合う『ひとつぼ展』のコンセプトと歴代奨学生の名前がデザインされている

同展告知ポスターには、1人1坪のスペースで作品を競い合う『ひとつぼ展』のコンセプトと歴代奨学生の名前がデザインされている

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 ガーディアン・ガーデン(中央区銀座7、TEL 03-5568-8818)で、同ギャラリーが年2回主催する『ひとつぼ展』を通じてスカラシップを受けたOB、OGたちによる初の作品展「財団法人江副育英会『ひとつぼ展』スカラシップ奨学生展」が開催されている。

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 1997年にスタートした『ひとつぼ展』スカラシップ制度は、同ギャラリーが若手表現者を応援する公募展『ひとつぼ展』の入選者を対象に、国内外の大学院など高等教育機関で学ぶ向学心旺盛な学生に江副育英会から奨学金を給付するもの。毎年グラフィックアート部門、写真部門各1人をスカラシップ奨学生として選出している。

 今年で10年目を迎える同制度だが、今回のように歴代の奨学生たちが一堂に会してその後の成果を発表するのは初の試みで「いつか発表の場を設けたいという奨学生の声を実現した」(同ギャラリー)と話す。

 出品内容はグラフィックアートと写真に分かれ、グラフィックアート部門は、現在は資生堂宣伝制作部デザイン制作室のアートディレクターとして「マシェリ」「マキアージュ」なども手がけているアーティストの成田久さんほか9人。写真部門は、ファッション誌やCDジャケット、広告を中心に活躍し、最近では映画「さくらん」で初監督を務めたフォトグラファーの蜷川実花さんほか8人。両部門で計17人の作品が出品される。

 「グラフィック部門では立体作品やイラストレーション、写真部門ではポートレートや家族を扱ったドキュメンタリータッチのものなどがあり、いろいろなタイプの作品を楽しんでもらえると思う」(同ギャラリー)。開催時間は12時~19時。日曜休廊。入場無料。8月2日まで。

ガーディアン・ガーデン

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