日比谷松本楼で恒例「10円カレー」-今年はアグネスさんとコラボ

毎年9月25日に10円でカレーを提供、売上金を全額寄付している日比谷松本楼本店外観。オープンは1903年、今年で創業104年を迎える。

毎年9月25日に10円でカレーを提供、売上金を全額寄付している日比谷松本楼本店外観。オープンは1903年、今年で創業104年を迎える。

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 日比谷松本楼本店(千代田区日比谷公園1、TEL 03-3501-1451)で9月25日、恒例の「明治・大正・昭和を偲ぶ10円カレーチャリティ」が行われた。

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 1903年、日比谷公園開園と同時にオープンした同店は1971年沖縄返還協定に反対した過激派グループにより放火され全焼したが、全国から多くの声援が集まったことにより1973年に再開業。10円カレーはこの時の感謝の気持ちをこめて始められたもので、毎年9月25日先着1,500人に10円でカレーを提供、売上金は全額と同社からの寄付を加え、ユニセフや交通遺児育英会などに寄付している。昨年(34回)までの総寄付額は1,684万3,263円。

 35回目の今回は日中国交回復35周年を記念して、日本デビュー35周年を迎えるアグネス・チャンさんと同店シェフがコラボレーションした「ピースフル・カレー」が振る舞われた。メニュー名は具に豚肉(Pork)、卵(Egg)、リンゴ(Apple)、ニンジン(Carrot)、ナス(Eggplant)が入り、材料の頭文字を並べると「PEACE」となることに由来する。

 同日は11時から2,000食が用意され、アグネス・チャンさんも来店。毎年徹夜で並ぶ来店者もいるという人気カレーは13時には完売。千葉県からカレーを食べに訪れたという夫婦は「こんなに早く売り切れると思わなかった。来年はもっと早く来てぜひカレーを食べてみたい」と話していた。

日比谷松本楼

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