芸術座跡地に新劇場「シアタークリエ」-こけら落としは三谷作品

芸術座跡地にオープンする新劇場「シアタークリエ」イメージ図。ターゲットは20代~40代の女性で支配人、プロデューサーもすべて女性を登用した。

芸術座跡地にオープンする新劇場「シアタークリエ」イメージ図。ターゲットは20代~40代の女性で支配人、プロデューサーもすべて女性を登用した。

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 東宝(千代田区有楽町1)は11月7日、「日比谷シャンテ」隣に劇場「シアタークリエ」(同、TEL 03-3591-2400)をオープンする。

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 1957年4月に開館、同社本社ビル建て替えのため2005年3月に閉館した芸術座跡地に建てられた同劇場は芸術座同様、客席と舞台が「非常に近い」(同劇場担当者)のが特徴で、客席数は611席。車いすのまま観賞できる席も設けた。最新の音響・照明設備を備えた空間表現力を生かし「ストリートプレイからミュージカルまで幅広い演目を上演していく」という。

 ターゲットは20代~40代の女性で、支配人に同社演劇部の山崎奈保子さんを20代の若さで抜擢。プロデューサーもすべて女性を登用し、女性の細やかな目線から新たな劇場を目指す。名前の由来は「theater creation」から。

 こけら落としは三谷幸喜さん作・演出の最新作コメディーで、明治時代に「オッペケペー節」で一世を風靡(ふうび)した川上音二郎と、夫人で日本の女優第1号となった貞との夫婦愛、そして一座の姿を描く「恐れを知らぬ川上音二郎一座」。チケットは前売り初日に完売しているが、今後森光子さん主演で知られる「放浪記」や女流作家ダフネ・デュ・モーリア原作、アルフレッド・ヒッチコック監督のアメリカでの初作品として知られる「レベッカ」をモーリアの作品に基づきサスペンス・ミュージカル化した「レベッカ」などを上映する。

シアタークリエ

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