メゾンエルメスで仏映画「シャーマン」上映-監督は「ジンガロ」主宰者

収容所から脱出し野生の馬一頭と共にモスクワへ向かうディミトリ
©Igor Gotsman / MK2

収容所から脱出し野生の馬一頭と共にモスクワへ向かうディミトリ ©Igor Gotsman / MK2

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 メゾンエルメス(中央区銀座5、TEL 03-3569-3300)は1月24日から、10階のプライベートシネマ「ル・ステュディオ」でフランス映画「Chamane シャーマン」を上映する。

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 同作品は2005年に来日を果たし話題を集めた騎馬スペクタクル「ZINGARO(ジンガロ)」の最新作「BATUTA(バトゥータ)」の再来日公演を記念し上映するもので、ZINGAROの作・演出を手がける主宰バルタバスさんが監督を務めた2本目の作品。バルタバスさんは「現代のシャーマン」と呼ばれ、本名、出生、生年月日などは不詳で、ZINGAROとは様相を異にした同氏特有の世界観を堪能できるという。

 舞台は積もる雪が灰色の空をも覆うほどの雪深いシベリアの奥地にある収容所。そこでは男たちが労働の合間にひたすら眠り、煙草をくすぶらせ、賭け事に興じ、毎日を凌いでいた。そんな中、音楽家ディミトリは時折バイオリンを奏でたが、男たちにはその音色は騒音でしかなかった。絶望したディミトリはバイオリンを背負い、シャーマンと名乗る同胞の力を借りて、雪山に群れで移動する野生の馬一頭を友とし収容所から脱出。向かった先は故郷のモスクワ。一人の人間の力が及ぶはずもない大自然を相手に、いつしか人間、動物、自然の間にはばかる境界は消滅していった。馬を旅の資金とし、ようやくたどり着いた都市でディミトリは人ごみ中へ入って行き同作品は結末を迎える。

 同作品は1996年に制作されたカラー作品で、上映形態はデジタルベータカムによるビデオ上映。上映時間は95分。

 上映開始時間は14時~、17時~の2回。2月22日までの毎週土曜・日曜のみ上映。入場無料。要予約。問い合わせはエルメスジャポン(TEL 03-3569-3300、平日=9時30分~18時、土曜・日曜・祝日=11時~19時)まで。

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