松屋銀座で「中原淳一展」-80年ぶりの出品作など500点一堂に

© JUNICHI NAKAHARA/ひまわりや
雑誌「それいゆ」1956年春号

© JUNICHI NAKAHARA/ひまわりや 雑誌「それいゆ」1956年春号

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 松屋銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-1211)8階大催場で3月18日より、創業140周年記念企画展「美しく生きる 中原淳一展 愛する心」が開催される。

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 中原淳一氏は1913年、香川県生まれ。幼少時より絵や造形で才能を発揮し、18歳の時に趣味で作ったフランス人形が評価され、1936(昭和7)年には同店で初個展「中原淳一・第1回フランス・リリック人形展覧会」を開催した。それ以来、雑誌「少女の友」の挿絵、口絵、表紙絵、付録などを手がけ、終戦後には女性誌「それいゆ」「ひまわり」「ジュニアそれいゆ」「女の部屋」を自ら創刊。

 同氏が求め続けた永遠のテーマ「美しく生きる」の「美意識の結晶」ともいえる大きな瞳の少女の絵や、パリから届くファッションスタイル画は当時の女性を魅了しただけでなく、現在の少女マンガやファッションカルチャーの中にも息づく。

 会場では、同氏が手がけた雑誌の表紙絵やスタイル画、物語挿絵など約500点を展示。初個展時にも出品したフランス人形「花束」と「赤いスカート」も80年ぶりに登場する。

 同展広報担当者は「今もなお輝き続ける、その美学をご堪能いただければ」と話す。

 開催時間は10時~20時(最終日は17時閉場)。入場料は、一般=1,000円、高校・大学生=700円。今月30日まで。

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