銀座「マキシム・ド・パリ」で三重の酒PR-地元食材のフレンチとマリアージュ

約80人が参加したディナー会。会場内では法被姿の蔵元がそれぞれ自慢の酒をワゴンに乗せ、直接参加者へサーブして回った

約80人が参加したディナー会。会場内では法被姿の蔵元がそれぞれ自慢の酒をワゴンに乗せ、直接参加者へサーブして回った

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 銀座の「マキシム・ド・パリ」(中央区銀座5、03-3572-3621)で6月16日、「三重の酒を愉(たの)しむ会」が開催された。主催は三重県酒造組合。

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 昨年の神楽坂、鳥羽のフレンチレストランでの開催に続く同イベントは、松坂牛や伊勢えびなどを代表とする三重の高級食材を用いた豪華フレンチのフルコースと三重の蔵元自慢の日本酒を楽しむ「三重県全体を丸ごと売り込む」ディナー企画。

 参加した蔵元は後藤酒造(桑名市)、石川酒造(四日市市)、伊藤酒造(同)、清水醸造(鈴鹿市)、河武醸造(多気郡)、大田酒造(伊賀市)、澤佐酒造(名張市)の7蔵元で、それぞれが自慢の地酒3種をワゴンに乗せ、参加者へ直接サービス。前菜から順に計21種類の日本酒が提供された。

 当日は、各蔵元の取引先関係者や日本酒ファンを中心とした約80人が参加。前菜のアワビ、イカ、ホタテのマリネから、宝彩エビ、あのりふぐ、キンメダイ、松坂牛、デザートの南張メロンのショートケーキに至るまで三重から直送した「自慢」の食材をベースとした7品が振る舞われ、日本酒とのマリアージュに舌鼓を打つ参加者の姿が見られた。

 企画を担当する清水醸造の清水慎一郎さんは「悲しいかな、『三重でお酒なんて造っているの?』と言われることがある。海の幸も山の幸も豊富で、そんな土地の水を使用して造る手づくりの地酒をぜひ多くの方々に知っていただきたい」とアピールし、「すし屋でワインが提供されるように、フレンチと日本酒を合わせるという新しいマリアージュを今後も広めていきたい」と販路拡大に意欲をみせる。

 この日の参加費は1人2万2,000円だった。

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