マロニエゲートで「ハーブフェア」-屋上で育ったハーブ使いメニュー化

栽培指導の西城さんのアドバイスの下、ハーブの収穫を行なうジムトンプソンズテーブル タイランド(10階)のシェフ

栽培指導の西城さんのアドバイスの下、ハーブの収穫を行なうジムトンプソンズテーブル タイランド(10階)のシェフ

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 マロニエゲート(中央区銀座2)内の飲食店10店は8月1日より、同ビル屋上で育ったハーブを使ったメニューを提供する「銀座で育ったハーブフェア」を行う。

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 1日10時から屋上で行なわれたハーブの収穫では、各店の責任者やシェフが参加しメニューで使うハーブの収穫を行なった。栽培指導を行う西城さんのアドバイスの下、今春より育てられたハーブのプランターを囲み、ハサミ片手にビニール袋いっぱいのハーブを収穫する参加者の姿が見られた。フェア中、2日に1回のペースで収穫が行なわれるという。

 「シンガーポール・シーフード・リパブリック」(11階)は、サトウキビベースのクリアスピリッツにグレープフルーツジュース、ソーダ、ミントで仕上げた「銀座ジュレップソーダ」(500円)を提供。担当者は「新芽はおいしいと聞いた。つぶすと苦みがでるので、当店では香りが楽しめるようなおいしそうなミントだけを摘んだ」と話す。

 そのほか、インド料理「オリエンタル ラージ」(11階)=シャンパンにライム果汁とミントを加えた「シャンパンモヒート」(1,380円)、カフェ「サンデーブランチ」(4階)=レモンバーム、ジンジャー、レモンのソーダ割りを加えた「レモンバーム&ジンジャーソーダ」(750円)、ベトナム料理「ヴェトナム・アリス」=レモンバーム、ミント、バジル、パセリを使用した「青パパイヤと4種のサラダ」(1,800円)や「ベトナム・モヒート」(800円)など、各店が銀座産ハーブを楽しめるメニューを展開する。

 「銀座ミツバチプロジェクト」をきかっけに、屋上緑化が進む銀座エリア。同店ではミツバチの蜜源の提供やミツバチがすみやすい環境づくりへの貢献を目的に、昨年からブラックベリーやブルーベリーの栽培や芝生内でのシロツメグサの生育を始めたほか、日本ミツバチ用の空の巣箱1箱を設置するなどの取り組みを行っている。

 今春からはペパーミント、パセリ、レモンバーム、バジル、カモミールなどのハーブ類の栽培に力も入れ、プランター数は昨年の3倍増となる約54プランターにまで増やした。フェア後も屋上で育った銀座産ハーブを飲食店へ供給していくほか、ブラックベリーとブルーベリーを使った銀座産スイーツの開発も計画している。

 ハーブフェアは今月10日まで。

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