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ポーラ銀座ビルで企画展「祝いのよそほい」 江戸時代の化粧道具や浮世絵など170点

幕末~明治にかけての「白綸子地松竹梅鶴亀模様打掛」

幕末~明治にかけての「白綸子地松竹梅鶴亀模様打掛」

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 ポーラ銀座ビル(中央区銀座1)3階の「ポーラ ミュージアム アネックス」で1月15日、ポーラ文化研究所40周年記念展「祝いのよそほい」が始まる。

江戸後期の「お歯黒道具一式」

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 1976 (昭和51)年に設立された同文化研究所は「化粧・女性・美意識」をキーワードに、東西の化粧史や各時代の風俗、美人観など化粧に関わる研究活動を行い、その成果を出版物や調査リポート、展覧会などの形で発信してきた。現在、化粧道具や装身具を約6500 点、文献資料1万5000冊を収蔵している。

 「嫁入り」「元服」「晴れ(ハレ)の装い」「吉祥文様」の4つのテーマで「和の晴れ姿」を紹介する同展では、同研究所の収蔵品から、江戸後期の「円鏡・円鏡箱・鏡台」「お歯黒道具一式」「高砂文字柄鏡」、江戸末期の「紅白梅宝尽くし模様箱迫」、幕末~明治にかけての「白綸子地松竹梅鶴亀模様打掛」「松竹梅鶴亀びらびら簪(かんざし)」など約170点の化粧道具や浮世絵を展示する。

 ポーラ・オルビスホールディングス(銀座1)同研究所課長の徳野美和子さんは「長年収集してきたコレクションの中心となる江戸時代の化粧道具や浮世絵美人画を『祝い』をテーマに紹介する。江戸女性の日々の生活や化粧風景、あでやかな装いなど往時の豊かな美しさに思いをめぐらし、日本伝統の化粧文化に備わった格式や様式美、その基となる高い美意識を感じとっていただければ」と話す。

 開館時間は11時~20時。入場無料。2月21日まで。

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