銀座・ミキモト本店(中央区銀座4)前で11月13日夕方、恒例の「ジャンボクリスマスツリー」点灯式が行われ、歩行者天国となった中央通りはツリーを一目見ようと訪れた多くの来街者でにぎわった。
群馬県嬬恋村産のモミの木を、暖色の電飾で鮮やかにライトアップした同ツリーは、銀座を彩る冬の風物詩として1976(昭和51)年から続くミキモト恒例企画。33本目となる今年は、高さ約10メートル、樹齢40~50年のモミの木を根付きのまま運び込んだ。
「命の輝きを宿す森」をテーマに、ツリーの足元には大小のキノコのオブジェ15個を飾り付け、11時~22時の毎正時には、音楽とともにキノコの下から「フクロウ」が飛び出す演出も。点灯式にはボーカリストの藤澤ノリマサさんと、一般公募で選ばれたゆうすけくん(9歳)、かのちゃん(6歳)、ひゅうがくん(6歳)、さくらちゃん(9歳)も参加。「世界中の人たちが楽しいクリスマスを過ごせるように」(ゆうすけくん)とコメントを寄せ、緊張した面持ちで4人一緒にスイッチを押した。
日も沈み始めた16時30分ごろ、3,000個のライトが一斉に点灯。辺りが明るくなると、中央通りに集まった観客からはどよめきも。点灯後にはライトの演出とともに藤澤さんと子どもたちが「きよしこの夜」を合唱し、クリスマスムードを盛り上げた。子どもたちからは「最初は緊張したが、点灯した後は(ツリーの演出に)感動した」(さくらちゃん)などの感想も。ツリーは同店での展示終了後、東京近郊の公共施設へ寄贈される。
点灯時間は10時~22時。12月25日まで。