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西武有楽町店、26年の歴史に幕-涙する常連客の姿も

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 1984(昭和59)年の開業以来、有楽町から銀座への「玄関口」として親しまれた西武有楽町店(千代田区有楽町2)が12月25日、26年間の歴史に幕を閉じた。

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 最終日、開店前には約800人が列を作り、開店時間を15分早めた10時45分にオープン。同日中に約6万人が同館へと足を運び、大幅値下げセールに冬物衣料などを買い求めた。

 閉館時刻には涙を流しながら玄関を後にする客の姿もあり、最後の来店客が店を出たのは20時半ごろ。セレモニーでは野上秀子店長が「開店以来ご愛顧いただきありがとうございました」とあいさつし、施設のシャッターが降ろされた。玄関前には、閉館を見届けた常連客や元従業員、来街者が温かい拍手を送った。

 同店は今年1月、「不況のあおり」「街の特性の変化」「家賃の圧迫」などを主な要因に閉店を表明。後継テナントには「ルミネ」が名乗りを挙げ、今後は来年秋の開業を目指して施工が進められる。

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