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銀座シネパトスで70年代アイドル映画特集-トーク企画に大場久美子さんも

「HOUSE」(1977年、大林宣彦監督、©東宝)

「HOUSE」(1977年、大林宣彦監督、©東宝)

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 銀座シネパトス(中央区銀座4、TEL 03-3561-4660)で4月2日、1970年代のアイドル映画を一挙に公開する特集上映「アイドル映画で春ラ!ラ!ラ!」が始まる。

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 70年代アイドル映画特集は昨年11月に第1弾として、時代を象徴した国民的アイドルデュオ「ピンク・レディー」や、男性アイドルグループ「フォーリーブス」などが登場する作品群を上映。同企画が好評だったことを受け、今回はソロで活躍したアイドルたちの出演作7作品を上映し、人気絶頂だったころのアイドルたちのフレッシュな魅力を紹介する。

 1977(昭和52)年に公開された「HOUSE」(2日~5日)は、後に「アイドル主演の映画作り」で高い評価を受けることになる大林宣彦監督の初めての劇場映画。「ブームになる直前」の大場久美子さんが出演し、アニメと実写を組み合わせた独自の作風とともに「当時大きな話題となった」と同館支配人の鈴木伸英さん。劇場では2日の上映終了後、大林監督と大場さんを招きトークイベントも予定する。

 「愛ってなんだろ」(1973年、広瀬襄監督、22日~25日)は、すでに高い人気を誇っていたアイドル歌手・天地真理さん主演作。作中で次々と流れる天地さんのヒット曲メドレーも見どころ。「放課後」(1973年、森谷司郎監督、26日~29日)に主演する栗田ひろみさんは「みうらじゅんさんなど、一部でカルト的な人気を誇るアイドル」(鈴木さん)。

 そのほか岡田奈々さんのヒット曲「青春の坂道」が挿入曲に使われる「青春の構図」(1976年、広瀬襄監督、10日~13日)や、石野真子さんがラブシーンを演じて話題を集めた「九月の空」(1978年、山根成之監督、14日~17日)なども公開。石野さんは15日の上映終了後、ゲストとして登壇する。

 「1970年代、映画はプログラムピクチャーと言って、量産して2本立てで公開するスタイルが主流だった」と鈴木さん。「本当に忙しいアイドルたちが、その勢いのままに出演したフレッシュな映画が集まっている。私たちが永遠のアイドルだと思って追いかけていた人たちを、もう一度スクリーンで確認して、元気になってもらえれば」と話す。

 上映は1日1回、19時15分~。鑑賞料は、一般=1,300円など。今月29日まで。

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