銀座・晴海通り沿いの和光「ギフトショップ」（中央区銀座4）跡に8月20日、スイスのクチュールブランド「アクリス」の路面店「アクリス銀座 和光店」がオープンする。

ベージュのカシミアコート

　アクリスは1922年、スイスのテキスタイル産業の町サンガレンで創業。デザイナーは創業家の3代目のアルベルト・クリームラーさんで、「主張しすぎないラグジュアリー」と称される質の高いシンプルなシルエットが特徴。「ダブルフェース」と呼ばれる裏地と表地の美しい縫製でも知られ、ジバンシーなどフランス高級ブランドの生産を請け負っていた時期も。

　1988年にアメリカの高級百貨店に店舗を構え、現在までにスイス、フランス、オーストリア、韓国、日本など世界で500以上の販売拠点を展開する。和光ではこれまで、同ブランドの商品を本館、並木館でラインアップ。「お好きなお客さまがたくさんいらっしゃった」ことから、今年6月13日のギフトショップ閉店を受けてアクリス商品を集約した「アクリス銀座 和光店」を開く。

　場所は銀座4丁目で、晴海通り沿いの一等地。1階、2階に構える路面店で、店舗面積は1階＝19坪、2階＝31坪。内装はアクリス全店で採用する「流線型」をイメージし、メープル素材を使って「明るくシンプルで美しい」印象に仕上げる。

　店内ではパリ・コレクションで発表するファーストライン「アクリス」や、デーウエアライン「アクリスプント」、ハンドバッグ、財布やカードケースなどのスモールレザーグッズを一堂に取りそろえる。

　オープンを記念して、秋冬コレクションからダブルフェースのベージュのカシミアコート（61万5,300円）とカシミアドレス（49万1,400円）、シルクシフォンのドレス（26万400円）など9アイテムを同店のみで限定販売。職人が約1週間かけて仕上げるシルクドレスのセミオーダーも受け付ける。

　営業時間は11時～19時。