銘菓「もみじまんじゅう」やふりかけ「旅行の友」など、広島の食品、工芸品を一堂に集めた「広島物産展」が1月12日、松屋銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-1211)で始まる。
松屋銀座では現在、武将で茶人、作陶も手掛けた上田宗箇(そうこ)にフォーカスした特別展「上田宗箇 武将茶人の世界展」を開催している。同展は宗箇が広島に1万7000石の領地を有して活躍したことにちなんで併催。松屋銀座での広島の物産展は初開催となる。
出展するのは、広島を代表する銘菓「もみじまんじゅう」、「オタフクソース」を使った「広島お好み焼き」、「生食用殻付きかき」などの食品16店、広島県安芸郡の「熊野筆」や、宮島の「ろくろ細工」などの工芸品10店。広島県のご当地食品や伝統工芸品を中心に、松屋銀座のバイヤーが直接現地に足を運んで選んだ商品も並ぶ。
にしき堂(広島市東区)のまんじゅうは北海道産小豆を使った控えめな甘さが特徴で、店頭では生菓子「生もみじ」(6個入り、751円)も販売。「旅行の友」(28グラム、110円)は、田中食品(広島市西区)が広島を中心に主に西日本で展開する小魚ふりかけで、1916(大正5)年から販売。
工芸品では、肌触りの良さが特徴の丹精堂(安芸郡)「熊野筆 化粧筆ラグジュアリーセット」(3万5,700円)、瀬戸内海で養殖した真珠を加工した丸本真珠(江田島市)の「ネックレス」「ブローチ」なども取り扱う。
松屋販売促進部販売促進課の中野恭彦さんは「上田宗箇の世界観と共に、食や工芸品を通して広島県の良さを感じてもらいたい」と話す。
開催時間は10時~20時(最終日は17時30分まで)。今月16日まで。