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銀座で「日本の良いモノ」展-日めくりカレンダー形式で365点ズラリ

日本各地から取りそろえた日用品365点を一堂に紹介

日本各地から取りそろえた日用品365点を一堂に紹介

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 日本の日用品365点をセレクトし、暦にそって紹介する展覧販売会「365日 Charming Everyday Things(通称、サンロクゴ)」が3月22日、「ポーラ ミュージアム アネックス」(中央区銀座1、TEL 03-3563-5501)で始まった。

壁面には日めくりカレンダーを一面に貼り付けた

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 伊藤忠ファッションシステムの川島蓉子さんが発起人となり、経済産業省が取り組むクール・ジャパン戦略推進事業の一環として展開。もともと、ものづくりの現場取材などを通して、「日本には、実際に手に取ると良いなと感じるモノがたくさんあるのに、使い手にはそれがなかなか伝わっていない」という思いがあったという川島さん。「暮らしの役に立つモノ」「あるだけで心がなごむモノ」など、「日本の日用品の良さや多様性を国内外に向けて発信したい」との提案がクール・ジャパン事業戦略の趣旨と一致し、受託業務として同プロジェクトが発足した。

 プロジェクトチームには、アートディレクターの服部一成さん、コピーライターの国井美果さん、「Pen」編集部の山田泰巨さんなど多方面のクリエーターが名を連ねる。メンバーは専門分野にとどまらずに展示計画や商品セレクトにも意見を出し合ったといい、日めくりカレンダーに沿って1日に1点を対応させてセレクトし、全国から集めた365点を展示・販売する企画が実現。今年1月にパリで行った展示販売会が好評だったことを受け「凱旋(がいせん)展示」となる。

 会場では日付を記した丸型ボードの上に各品物を載せ、365点のボードを日付順にレイアウト。壁面には各品物を撮影してコメントを添えた日めくりカレンダーを貼り付け、来場者は好きな商品の日付をチェックしてカウンターで購入することができる仕組み。

 並ぶのはバッグ、ストール、アクセサリー、食器、台所用品、文房具など。1月1日の「たつ」オブジェから12月31日の「とっくり」まで、「日本の知恵や技や美意識が生きていて、しかも実際にきちんと役立って、心地よさや楽しさや喜びをもたらしてくれる良いモノ」を基準に、全国各地から幅広い日用品を集めた。

 初日となった同日、会場は来場者で混み合い、カタログを手に一点一点をじっくり眺める人の姿が目立った。カウンターには一時行列もでき、販売スタッフは対応に追われた。

 営業時間は11時~19時。入場無料。今月25日まで。

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