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銀座で「はやぶさ」写真家による「都会の星」展-石井ゆかりさん解説も

和光本館の背景で軌跡を描く星群(撮影=東山正宜さん)

和光本館の背景で軌跡を描く星群(撮影=東山正宜さん)

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 銀座、六本木などで星の軌跡を捉えた作品群に、星占い師・石井ゆかりさんの言葉を添えた写真展「都会の星」が7月4日から、リコーのフォトギャラリー「リングキューブ」(中央区銀座5、TEL 03-3289-1521)で開催される。企画は同ギャラリーのサポートスタッフdoughnuts。

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 撮影したのは「はやぶさ帰還」写真で新聞協会賞特別賞を受賞したアマチュア写真家・東山正宜さん。東山さんは名古屋大学理工学部を卒業後、素粒子宇宙物理学専攻を修了。朝日新聞社に入社し、2006年に新潟から東京本社へ異動。これを機にデジタルカメラで星の軌跡を撮影する技術「比較明合成」を使った星景写真を始めた。2009年には若田光一飛行士、2010年には野口聡一飛行士の帰還を取材。昨年オーストラリアで小惑星探査機「はやぶさ」の帰還を撮影し、翌朝の朝日新聞に掲載されて話題を集めた。

 星景写真の舞台は、銀座4丁目の交差点、六本木、大阪・中之島付近などで、都会の星をネオンと共に捉えた作品約50点を並べる。併せて「はやぶさ帰還」の写真も紹介。帰還写真は天の川や星雲や暗黒帯を詳細に描き出した「天体写真バージョン」で、一般公開は初めて。

 同展では、これまで星に関心が薄かった人や女性などに向け、星占い師の石井ゆかりさんを「ナビゲーター」に迎える。石井さんは雑誌やウェブ媒体などで星占いを行うライターで、「12星座シリーズ」(2010年、WAVE出版)が100万部を売り上げた。会場では東山さんの写真に写った星について、各作品に解説などのメッセージを添える。

 「星たちは、いつでもどんな時でもその光を私たちに届けている。展示をきっかけに、今までと違った気持ちで都会の星空を見上げてもらえればうれしい」(ギャラリースタッフの森義徳さん)。

 開催時間は11時~20時(最終日は17時まで)。火曜休館。7月29日まで。

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