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俺のイタリアン、銀座で高級フレンチに参入-2つ星店出身シェフ、料理長に

自身の名を冠した店舗で料理長を務める太田和宏さん(左から2番目)ほか、同店で腕を振るうシェフ、パティシエら

自身の名を冠した店舗で料理長を務める太田和宏さん(左から2番目)ほか、同店で腕を振るうシェフ、パティシエら

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 立ち飲みの行列店「俺のイタリアン」で知られるバリュークリエイト(中央区銀座8)が高級フレンチ業態に初進出し、「ミシュラン」を狙う新店「Ginza Ota Cuisine Francaise(ギンザオオタキュイジーヌフランセーズ)」(銀座5、TEL 03-3545-5189)を9月21日にオープンした。

「長野県産プレミアム牛ヒレ肉のポワレ トリュフのソース」

 「飲食業界の価格破壊」をうたい文句に、星付きレストランなどで修業を積んだシェフらが手掛ける立ち飲み業態が話題を集める同社。銀座では4月に「俺のイタリアンGINZA」、翌5月に「俺のフレンチGINZA」(以上、銀座8)を相次いでオープンし、開店前から客が列を作る人気店へと成長している。

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 同社が手掛ける初の高級フレンチ業態。料理長の太田和宏さんは、ミシュラン2つ星の老舗フレンチ「クレッセント」(港区)で10年間副料理長を務めてきた。同社社長に「見初められた」ことがきっかけで、自身の名を冠した店で、料理を通して「フレンチ一筋20年の集大成」を表現する。

 料理は、月替わりで展開するフルコース1種のみ。料金は1万3,600円で、「ベリゴール産フォアフラのコンフィ りんごのキャラメリゼ」「長野県産プレミアム牛ヒレ肉のポワレ トリュフのソース」など「原価率は50パーセント以上」(同社企業戦略室長の浅野まりさん)。併せて店内にピアノを常設し、「テレビやラジオで活躍する」演奏家による1日3回の生演奏を実施。ミュージックチャージは600円。「素晴らしい音楽と素晴らしい料理を両立させる店はあまりない。コースだけでも通常は2万5,000円程度で出されるクオリティー。どこまでいけるのか挑戦」同社・安田道男常務)

 場所は銀座5丁目のビル2階。イタリア料理店だった店内を居抜きで借り受け、シンプルな内装で「空間サービス料をカットした」。店舗面積は25坪で、席数は20席。店内に飾る絵画作品は「社長の私物」とも。

 高級フレンチ業態への進出については、「『本物の味を知っている会社』をアピールしたい狙いがあった」と浅野さん。これに太田シェフの意見が一致して、「着席スタイルに行き着いた」。「ミシュランを狙える店。ゆくゆくは自分の出した利益で店を買い取るようなシステムで、太田シェフの出店を手助けしていきたい。今後も有名店で働きながら自分の思う料理が作れずにいた人、夢に挫折した人など、『シェフのステージ』を作っていければ」

 営業時間は17時~23時30分。日曜定休。 

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