銀座のギャラリーでボヘミアンガラス製の茶道具展示

内田繁さん作の、風炉、水指(破袋)、竹根付花入れ。水指のガラス蓋は現在チェコで制作中。

内田繁さん作の、風炉、水指(破袋)、竹根付花入れ。水指のガラス蓋は現在チェコで制作中。

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 若手作家を紹介することで知られる銀座のギャラリー「巷房(こうぼう)」(中央区銀座1、TEL 03-3567-8727)と地階の「Space Kobo & Tomo」は、企画展「内田繁・粟野ユミト『古田織部へのオマージュ』」を開催している。

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 内田繁さんは、東京造形大学客員教授と桑沢デザイン研究所客員教授を務め、福岡のホテル「イル・パラッツォ」や北九州の「門戸港ホテル」、茶室「受庵・想庵・行庵」などを手がけたことで知られるインテリアデザイナー。デザインした椅子や照明器具はニューヨークのメトロポリタン美術館やサンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)などに永久コレクションされていることでも知られる。粟野ユミトさんは東京造形大学の助教授で、情報デザインや情報文化、地域振興に関する研究・執筆などを行い、アーティストとしても活躍している。

 巷房では、茶人、織部焼、織部流の創始者として知られる古田織部へのオマージュとして内田さんがチェコにあるボヘミアンガラスの工房「アジェト工房」で制作したガラス製の風炉、水指など「見立て」の茶道具26点を展示。「作品の目玉は織部の名作破袋を写した水指」(内田さん)だという。

 また、Space Kobo & Tomoでは、内田さんが「クリムトにインスパイアされた」という、赤・黄・青などの色が特徴的なフレームデザインの大・中・小の鏡を壁に展示した空間で、粟野さんによる、「ルーシー」と名付けられた「平面正則充填配列された筒の集積壁」を通しさまざまな光学現象を通じて「透明な色彩と反射の様相を楽しむ」作品が展示される。「ルーシー」の名は、ビートルズの曲「Lucy in the sky with diamonds」から取られたという。

 同ギャラリーの東崎喜代子さんは「空間の真ん中に置かれた床から天井までの透明なフィルターを通して鏡を見る意外性が面白い」と話している。開催時間は12時~19時。最終日は17時まで。開催中無休。入場無料。12月2日まで。

巷房/Space Kobo & Tomo

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