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東銀座にトラットリア「バスティアンコントラーリオ」-元マグロのせり人が出店

アクアパッツァなど魚料理に注力

アクアパッツァなど魚料理に注力

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 元マグロのせり人が魚を仕入れるトラットリア「Bastian Contrario(バスティアンコントラーリオ)」(中央区銀座4、TEL 03-6264-1247)が東銀座にオープンして間もなく2カ月になる。

グレーで統一した店内

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 経営はジャスティス(中央区晴海)。社長の田代充さんは築地中央卸売市場で6年間、マグロのせり人を務めた。その後飲食業の立ち上げ事業に携わり、和食、イタリアン、中華、居酒屋などで店長やマネジャーを経験。今年6月に独立して同社を創業し、「サービスから料理まで見本になるような理想の店を実現させたい」と初めての飲食店経営に乗り出した。

 トラットリア業態を選んだのは、「女性に向けて5,000円程度の価格帯で満足感を感じてもらえる店にしたい」との思いから。築地市場での経験を生かして仕入れは田代さんが行い、「アクアパッツァ」など魚料理に注力する。

 場所は晴海通り沿いの東銀座エリアのビル2階で、地中海料理店だったスペースを居抜きで借り受けた。店舗面積は43坪で、オープンキッチンのカウンター9席を含めて40席を用意する。内装はグレーに統一し、花や手描きPOPで装飾して「カジュアルダウン」。「シックで落ち着ける雰囲気でありながら、気軽に楽しんでもらいたい」と田代さん。

 料理は、アマダイ、天然ダイ、ホウボウなど同日に仕入れた2~3種類から魚種を選べる「アクアパッツア」(1,800円~)、ミズダコ、天然ヒラメなどの「カルパッチョ」(750円)など魚料理を中心に、老舗鶏店・宮川商店(築地1)から仕入れる鶏を使った肉料理、パスタ、ドルチェなども用意。オリーブ、レモン、ニンニクなどの素材にもこだわる。ドリンクはワイン約30種(グラスワインは3種500円~)を中心に、「幅広い要求に応えたい」と焼酎なども置く。

 メーンターゲットは30~40代後半の女性で、客単価は5,000円。「家飲みブームなどを背景に『飲みに行く機会』自体が減っている傾向がある。だからこそ味や雰囲気など、いつ来ても安心して楽しめる『外さない店』と思ってもらえるようになれば」と意気込む。

 営業時間は11時30分~14時30分、17時~23時30分。日曜と祝日の月曜定休。

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