銀座で「世界のあやとり展」-パターンや文献など展示

「世界あやとり紀行 -精霊の遊戯-」展示の様子

「世界あやとり紀行 -精霊の遊戯-」展示の様子

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 INAXギャラリー1(中央区京橋3、TEL 03-5250-6530)で「世界あやとり紀行 -精霊の遊戯-」展が開催されている。

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 西欧では18世紀の「オックスフォード英語辞典」、東洋では17世紀に書かれた中国の怪異譚を集めた短編小説集「聊斎志異(りょうさいしい)」に登場するなど「あやとり」の歴史は古く、19世紀末に始められた調査ではオーストラリア、太平洋諸島、極北圏、南北アフリカなどで多くのあやとりが伝えられていたことが判明。国際あやとり協会(ISFA)によると、その種類は伝承されているものだけでも3,000種類を超えており、文字を持たない社会では、あやとりを用い神話や伝説を伝えるなど、コミュニケーションツールとして用いられていたという。

 同展では、現地の人々があやとりをする様子を捉えた写真パネルと、地域で伝えられるカナダのイヌイットに伝わる「大きな耳のある犬」やアラスカの「白鳥」、アルゼンチン・パタゴニアの「火山」などさまざまなあやとりのパターンを世界の地域ごとに紹介、約50点を展示。また、それぞれの特徴や生活文化との関わりについてISFAのメンバーが文字キャプションで解説を加えたナビゲーションや、極北圏で採取されたあやとり唄や映像資料、学術的に貴重なあやとりの文献などを展示している。

 開催時間は10時~18時。休廊日は日曜・祝日(12月27日~2007年1月4日まで)。入場無料。2007年1月20日まで。

INAXギャラリー

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