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帝国ホテル、マリリン・モンローら著名人ゆかりのメニュー提供

イギリス女王エリザベス2世のために考案された「海老(えび)と舌平目のグラタン『エリザベス女王』風」

イギリス女王エリザベス2世のために考案された「海老(えび)と舌平目のグラタン『エリザベス女王』風」

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 帝国ホテル 東京(千代田区内幸町1)地下1階の「ラ ブラスリー」は5月12日、「帝国ホテルゆかりの著名人が愛したメニュー」の提供を始める。

ロシア人オペラ歌手、フョードル・イワノビッチ・シャリアピンのために考案された「帝国ホテル生まれのシャリアピンステーキ」

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 1890(明治23)年の開業以来、多くの海外からの著名人を客として迎えてきた同ホテル。今回の催しは、そうした著名人にゆかりのある一品をアレンジした魚料理と肉料理を、前菜、スープ、デザートとともにプリフィクス形式のコースメニューで提供するもの。

 魚料理は1975(昭和50)年にイギリス女王エリザベス2世が来日し、昼食会が開かれた際に、当時の料理長だった村上信夫さんが「魚介類の好きな女王陛下のために」と考案した「海老(えび)と舌平目のグラタン『エリザベス女王』風」を提供する。

 同メニューは女王陛下から「大変な好評を賜り」料理名にその名を冠することを許され、以降、「レーンヌ・エリザベス」として多くの人に愛されているという。

 肉料理は、女優のマリリン・モンローが野球選手ジョー・ディマジオとの新婚旅行で同ホテルに滞在した際に朝食で取った「ラムチャップの網焼き ラタトゥイユと一緒に」、ロシア人オペラ歌手、フョードル・イワノビッチ・シャリアピンのために「歯の調子が悪くても召し上がれるステーキを」と、当時のニューグリル料理長だった筒井福夫さんが考案した「帝国ホテル生まれのシャリアピンステーキ」、映画監督・俳優のチャールズ・チャップリンが初めて同ホテルを訪れた際、そのあまりのおいしさに感銘を受け、以来、同ホテルに滞在の度に注文したという「和牛ロイン肉の備長炭焼き インカのひとみとクレソンのサラダと一緒に」から1品を選ぶことができる。

 前菜の「スモークサーモンのムース トマトコンソメのジュレを纏(まと)って」、「グリーンアスパラガスの冷製スープ」、デザートの「ピーチメルバ」とともに全5品で提供し、ほかにコーヒーも付く。

 コース料金は、ランチタイム・ディナータイムともに1万2,500円だが、肉料理に「和牛ロイン肉の備長炭焼き インカのひとみとクレソンのサラダと一緒に」を選んだ場合は追加料金2,000円が必要。別途、トータル金額に対してサービス料がかかる。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時30分~21時30分。6月30日まで。

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